治療症例紹介・コラム

Colum 無料画像相談の症例紹介 CASE-No.1|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

30代 女性

患者様の症状について

  • 3年前より年に3~4回、激しい痛みが発生

  • 痛みが発生した時は、1週間~10日ぐらい起き上がれないほどの痛み

  • 立ち仕事が続いた時やスポーツなどでジャンプやしゃがんだ時に発生しやすい

  • 姿勢としては中腰や前かがみの時に痛みが発生しやすい

  • 10段階で痛みを表すと、腰はMAXの10、おしりは6、足は1で、しびれの症状はない

  • 痛みが発生した時は、あらゆる動作が困難(寝返り、立ち上がり、洗顔、中腰姿勢又は立位の持続、長時間座位、重量物の持ち上げ)

画像診断及び所見について

患者様のMRI画像

  • 画像で丸をつけた部分がL4/5の椎間板ヘルニアを呈している部分です。またその椎間板はその上位の椎間板に比べて色が黒くなっているのがわかります。この変色が椎間板変性の所見です。

  • 椎間板ヘルニアがあることで、身体はあるはずのないところにあるはずのないもの(椎間板)があることを認識して、そこに炎症を起こし、その炎症が痛みの原因となります。

  • またヘルニアを起こした椎間板はバランスを崩して弱くなります。すると周囲の関節にも、ズレや負担をかけて炎症を引き起こします。この炎症も痛みの原因となります。今回の画像でも椎間関節に炎症を起こしている可能性があります。

無料画像診断ではあくまでも問診票と画像診断のみの所見であり、実際には診察することで、症状に対する最適解を見つけ出します。

治療法について

診察前のため暫定とはなりますが、今回の患者様にお勧めする治療法はL4/5に対するセルゲル法です。また、診察による詳細確認と患者様とのご相談内容によっては椎間関節炎に対するオゾン治療とL5/S1に対するセルゲル法も考えられます。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

セルゲル法について分かりやすく解説したコラムページ

当院の治療法のセルゲル法のページ

【追記】

当院には脊柱管狭窄症で手術が必要と言われた方や、椎間板ヘルニアで手術が必要と言われた方が多くいらっしゃいます。セルゲル法は局所麻酔(全身麻酔と比較すると体へのリスクが少ない)で、体を切ることなく針のみで治療を行う低侵襲な治療法のため、日帰りで行うことができます。また、セルゲル法を実施した後に万が一外科手術が必要となった場合も、手術を受けて頂くことが可能なため、手術を実施する前の一つの選択肢としても検討いただけます。