治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.93|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

40代 男性

これまでの患者様の経過について

2021年    初めてのぎっくり腰を発症。様子見していたら軽快。

2022年    ぎっくり腰を再発。整形外科受診し椎間板ヘルニアと診断を受ける。症状は軽快せず残っている。

2023年4月   リハビリ開始。

治療目的で当院に来院。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い5435

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、両足の付け根。

前屈:痛み増強。

後屈:腰の痛み増強。

ラセーグ:右50度で陽性。

圧痛:L4/5両側

・日常動作

洗顔などの前傾姿勢で痛みが増強。

歩行は問題なし。

画像及び所見について

  • L4/5-ひび割れ所見
  • L1/2~5/s-椎間板変性症

以上の事が画像上認められます。

・L4/5-ひび割れ所見が認められるため、繰り返し起こるぎっくり腰の要因の可能性が高い

・L3/4-椎間板変性が一番強い為予防的に

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

L3/4、4/5にセルゲル法を施行

治療は蓑輪院長が行いました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は20分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹