ILCの仙腸関節障害(仙腸関節炎、仙腸関節痛、仙腸関節症)
に対する治療

世界54カ国以上で採用されている
椎間板の修復・再生治療「セルゲル法」が日本で実施可能

手術が出来なかった方や、
手術後再発してしまった場合でも、
リスクが少ない日帰り治療が受けられます。

腰痛のイメージ

仙腸関節障害の主な症状や原因、当院の手術方法について御案内します。手術については、方法、入院日数、保険適用の有無などを掲載しております。当院では、世界でも先進的なセルゲル法という治療を取り入れており、その特徴についても詳細を記載しております。
特に、手術をしないと治らないと言われた方、これまでに手術をしたが改善しない方、手術後に良くなったが再発してしまった方はぜひご一読ください。

仙腸関節障害とは?

仙腸関節障害のイメージ

仙腸関節は上半身と下半身を繋ぐ部分に存在しており、絶えず大きな力が加わり続けており可動性が数mm程度と非常小さい為、構造的に非常に安定した関節になっています。
また、周囲に筋肉や靭帯が豊富に存在しているので、痛みに敏感な部分でもあります。

仙腸関節は上半身の体重を支え下半身との連動、身体のバランスを担う重要な部位にあたりますが、中腰での作業や外部からの衝撃、出産などにより関節に微小なずれが生じると、片側もしくは両側に痛みが発生します。

発症が多い年齢:10代~30代(成長期や妊娠中・産後経験のある女性)
良く痛みを訴える部位:上後腸骨棘付近
痛む部位は腰の下の方やお尻に多く、時には他の腰痛疾患と間違われる場合もあります。

仙腸関節症を発症する人の特徴

  • 片足荷重や繰り返される体重移動などを繰り返す作業(立ち仕事のライン作業や調理師など)
  • 妊娠中や産後経験のある女性
  • サッカーやソフトボールなどの片足に大きな力が加わるスポーツ
  • 重たいものをもつことが多い仕事

仙腸関節症はが決して稀ではなく、妊娠・出産だけではなく老若男女を問わず腰痛の原因となる病気です。

仙腸関節障害の主な症状

■仙腸関節障害の主な症状

  • ワンフィンガーサインと呼ばれる局所の腰痛(上後腸骨棘付近)
    *ご自身の人差し指で痛みのある部分を指してもらうテスト方法
  • 臀部(仙腸関節面沿い)・鼠径部への痛み・痺れ
  • 下肢への痛み・痺れ(外側に多い)

近年では、ぎっくり腰のような急性腰痛の一部は、仙腸関節の捻挫が原因と考えられており、仙腸関節の捻じた状態が続くと慢性腰痛の原因にもなります。

■患者様が良く痛みを訴える生活動作

  • 長時間椅子に座っていられない
  • 痛いほうを下にして寝れない
  • 片足荷重で痛みが大きくなる
  • ランニングや大股で歩くと痛い
  • 歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる(間欠跛行様症状)

腰臀部、下肢の症状は、ヘルニアなどの神経症状と良く似ています。坐骨神経症状が出ることもあり、腰椎の病気に合併すること場合もあり得ます。

このような症状や動作に思い当たる方は、後回しにせずに、ぜひ一度検査してみることをおススメします。

仙腸関節障害の原因とは?

仙腸関節症の原因は以下が考えられています。

  • 中腰姿勢などの仙腸関節が緩んでいる姿勢(カウンターニューテーション)での作業,腰を捻ったりなどの動きの反復により仙腸関節面に生じた細かい損傷による炎症
  • 高所からの転落や交通事故などの外傷
  • 仙腸関節の適合不良により生じた不安定性が周囲の靭帯に慢性的にストレスを加わって靭帯に生じた炎症
  • 骨盤周囲の筋力低下により、骨盤が不安定な状態になり、仙腸関節や周囲の靭帯組織に生じた炎症
  • 出産により仙腸関節周囲の靭帯などが損傷したことによる炎症
腰痛のイラスト
締まる動き・位置
(ニューテーション)
腰痛のイラスト
緩みの動き・位置
(カウンターニューテーション)

締まりの位置(ニューテーション)
関節の接触面が多く、靭帯や関節包が緊張している為、
筋肉を使わなくても関節を安定させることが出来るポジションのこと
例)きれいな立位

緩みの位置(カウンターニューテーション)
関節面の接触が少なく、靭帯や関節包が緩んでいるため、
筋肉を使って関節を安定させる必要があるポジションのこと
例)中腰姿勢

一般的には上記のような原因が従来より指摘されてきましたが、最近の研究では椎間板変性が仙腸関節障害の重要な要因の一つとなっていることが分かってきております。
(参照元:2022年に発表された研究論文「Unexpected Sex Differences in the Relationship of Sacroiliac Joint and Lumbar Spine Degeneration」

当院でも椎間板変性によって椎間板が不安定になることにより、姿勢がゆがみ筋肉に偏った負担がかかることによって、上半身と下半身のつなぎ目としての役割を担う仙腸関節に継続的に負担がかかることで炎症が発生し痛みが生じているケースもあると考えております。そのため、MRI画像で椎間板変性が確認できる場合には、原因の一つと考えられる椎間板変性も治療することが根本的な治療において非常に大切となります。

仙腸関節障害に対する効果のある治療法とは?

MRI検査によって椎間板変性や脊柱管狭窄症が認められない場合には保存療法を行うことで良くなるケースが多いです(レントゲンのみでは見えるものがMRIとは異なりますのでより正確な診断のためにはMRI検査が必要となります)。逆にMRI検査によって椎間板変性や脊柱管狭窄症などが確認できる場合には、その治療を行う必要があります。
従来の外科的手術の場合、神経への圧迫を減らす手術方法が取られることが多く、脊柱管狭窄症の場合、脊椎固定術といって筋肉や靭帯を切除し、不安定な骨を固定させる方法や、内視鏡を用いて一部の腰椎を削り、肥大化した靭帯を削ることで圧迫を塞ぐ方法です。しかし、手術後に炎症が治まらず改善しない、痛みが再発することもあります。この場合、椎間板や腰椎だけでなく、体質・筋肉・靭帯といった別の要因も痛みの原因として関わっていることがあるので根本的な治療とはいえません。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が発生している場合、神経への圧迫や症状の悪化は椎間板の変形に原因があるとされています。
そのため当院では椎間板の変形を抑制することができれば骨の変形や靭帯の肥大化など、神経圧迫に関わる炎症が予防できると考えています。
その治療法としてセルゲル法を使った椎間板の修復治療は破れてしまった線維輪を修復し、中の髄核の水分量を満たすことで椎間板機能を回復させる治療を行います。
日帰りでの治療が可能で、腰に局所麻酔をし、針を椎間板に刺し薬液を注入します。
治療時間は25分程度で1時間程安静にしたあと帰宅することができます。

従来の手術法

セルゲル法の治療イメージ セルゲル法の治療イメージ

脊柱管を圧迫している骨と椎間板の一部を切除することで脊柱管の圧迫は緩和するが、背骨が不安定になるため、人工の椎間板を入れて骨をボルトとロッドと呼ばれる金属製品で固定する。

セルゲル法

セルゲル法の治療イメージ セルゲル法の治療イメージ

当院では遠方からの患者様も多いため
当院の治療への適用について、事前に確認して頂く事も可能です。

患者様の症状について、
無料で画像相談を承ります!

当院の治療法について

当院の治療法は、セルゲル法・ハイブリッドレーザー法・PODD法・PLDD法の4つがございます。

上述の通り、各腰痛疾患の根本原因は「椎間板の老化による炎症や変形」にあります。4つの治療法に異なる特徴やメリットがありますが、唯一「椎間板の修復」が可能な「セルゲル法」についてまずはご案内したいと思います。

01

セルゲル法

セルゲル法とは

セルゲル法とは、欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法となります。椎間板のボリュームが減少する事がなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残るので、椎間板を温存する事が可能です。最近の研究では治療後に椎間板の容積が増加していることも分かってきております※1。また、椎間板を修復し髄核の漏れが防がれることによって、椎間板自体が自身の再生能力によって元の正常な機能を回復すると考えられています※2。

※1 参照元:European Journal of Radiology 109 (2018) 101–107 , Efficacy of an ethyl alcohol gel in symptomatic disc herniation より
※2 参照元:インターナショナル・ジャーナル・オブ・スパイン・サージェリー第15巻付録1 椎間板変性症の再生治療より

認定証
※医療機関が「セルゲル法」を行うにはこのような認定証が必要になります。

セルゲル法の治療における世界的第一人者であるJ. Theron医師の研究論文「Percutaneous Treatment of Lumbar Interverteral Disk Hernias With Radiopaque Gelified Ethanol - A preliminary study」より、セルゲル法の実際の治療結果について一部引用しご紹介致します。

原文:Very good or good results were obtained in 202 (91.4%) of the 221 patients in group A. Of the 44 patients in group B, 37 patients (84%) presented very good or good results and in 9 (82%) of the 11 patients of group C, we obtained similar results. There was no allergic complication in any of our patients. Long-term follow-up magnetic resonance showed a dramatic reduction in hernia volume. 和訳:A群の患者221例中202例(91.4%)で非常に良いまたは良い結果が得られた。B群の患者44名のうち37名(84%)がvery goodまたはgoodの結果を示し,C群の患者11名のうち9名(82%)が同様の結果を示した。アレルギー性の合併症は見られなかった。長期経過のMRIでは、ヘルニア体積の劇的な減少が確認された。

セルゲル法の治療方法について

  • 01 治療箇所の確認

    X線透過装置を使用しながら、治療箇所の確認をおこないます。

    炎症で痛みが発生
  • 02 椎間板への穿刺

    局所麻酔をおこなった後、X線透過装置を使用しながら0.8mmの針を椎間板内に挿入します。

    椎間板に針を挿入
  • 03 ジェルの注入

    0.8mmの針を挿入後、椎間板内にインプラント化するジェルを注入します。

    インプラント化するジェルを注入
  • 04 椎間板周囲に鎮痛薬注入

    インプラント化するジェルを注入後、椎間板の周りに炎症を抑えるオゾンと鎮痛薬を入れていきます。

特徴とメリット

  • 外科的治療やレーザー治療では不可能であった椎間板の修復が可能
  • 椎間板が修復されることで、椎間板自体が自身の再生能力によって回復する
  • セルゲル法では「局所麻酔」で行うため、身体への負担が小さい
  • 治療は細い針で行うため、傷が極小で回復も早い
  • 治療は非常に短時間で終了するため、日帰りでの治療が可能
  • 世界54ヶ国以上で導入されている安心かつ実績のある先進的な腰痛治療法

Flow 治療の流れ

  • 受診のイラスト
    01 受診

    MRI・レントゲンの撮影を行い、その後医師の診断を行います。
    診断にてセルゲル法が適応する場合はその日の午後から治療を行う事が可能です。

  • 治療前のイラスト
    02 治療前

    施術室に入り腰に局所麻酔を行い、検査で確認した腰椎の椎間板に針を挿入。
    造影検査で椎間板の損傷箇所を確認します。

  • 治療のイラスト
    03 治療

    透視装置で椎間板の位置を確認しながら損傷箇所に薬剤を投与。薬剤が浸透したところで針を抜き止血します。

  • 帰宅のイラスト
    04 帰宅

    治療後1時間ほど個室で安静にし、治療後の診察を受けてご帰宅となります。
    ※帰宅時間は患者様の症状や状態によって異なります。

Price セルゲル法の治療費用

治療箇所 1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所
治療費用 1,200,000円
(税込1,320,000円)
1,300,000円
(税込1,430,000円)
1,400,000円
(税込1,540,000円)
1,500,000円
(税込1,650,000円)
1,600,000円
(税込1,760,000円)

※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

1. セルゲル法について

この治療で使用されるDiscogelは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器ですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。

2. Discogelについて

  1. Discogelの入手経路について当院で使用しているDiscogelはフランスのGelscom社で製造されたものを当院で個人輸入しております。
    個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
  2. Discogelの国内の承認医薬品等の有無:国内においては承認されている医療機器はありません。
  3. Discogelの諸外国における安全性等に係る情報
    CEマーキングを取得しています(認証年月日:2007年10月5日)。CEマーキングは、製品がすべての関連する欧州医療機器規則(MDR)の安全性及び性能に関する一般要求事項(GSPR)を満たしていることを医療機器製造業者が主張するものであり、欧州連合内において機器を上市するために必要な法的要求事項です。
    欧州医療機器規則(MDR: Medical Device Regulation)に準拠しています。欧州医療機器規則 Regulation (EU) 2017/745 は EU における医療機器に対する要求を定めるものです。
  4. Discogelの副作用等について
    治療で使用する局所麻酔のお薬が注射針に沿って拡散し、一時的なしびれなどを引き起こす可能性があります。治療後1週間前後で一時的に痛みが発生する可能性があります。理論的には、治療時にDiscoGelが神経根に接触すると一過性の火傷のような感じをもたらす可能性があります。神経痛を伴う一時的な放射状の刺激が治療直後に現れる可能性があります。可能性は非常に低いですが、治療後に椎間板の容積が大きく減少した場合には腰痛が悪化する可能性があります。その他、咽頭痛、一時的な排尿障害、アレルギー反応、椎間板炎が発生する可能性があります。
  5. Discogelが使用できない対象者(禁忌について)
    構成成分に対するアレルギーがあることが知られている方、重度のうつ病、その他痛みの解釈が困難な状態にある方には使用できません。また、妊娠中の方には適応していません。

FAQ 当院の治療法と仙腸関節障害に関するQ&A

Q
セルゲル法と外科的手術との再発率の違いについて
A
1960年代より始まった外科的手術は、変形した骨やヘルニアなどの組織を切除し、時に固定する事を目的としていますが、スクリューによる新たな骨の損傷や根本的な治療(椎間板線維輪の修復)を行っていないため、新たな腰痛の出現と再発率が問題でした。
その為1980年代に根本的な治療を行う必要性が高まり、当院でも行っている椎間板治療が始まりました。そして、現在では様々な治療法が開発されており、特に当院で採用している治療法は椎間板の修復効果を認めており、症状の改善だけでなく、再発率が極めて低くなっています。
Q
治療箇所はどのように決定するのですか?
A
MRIとレントゲンの画像を見ながら30分ほどじっくりと時間をかけて医師が問診を行い、患者様に発生している状態の原因を突き止め治療箇所を決定し、対応する治療方法について患者様に説明を致します。MRIの画像では腰痛の要因として主に関連している[椎間板・神経・靭帯・関節部分]について[形状変化・神経への圧迫の状態・損傷の有無・炎症の有無]などを確認することができます。レントゲンの画像では主に骨の状態を確認することができます。
Q
治療後に一時的に腰痛が悪化する場合があるとのことですが、どの程度続きますか?
A
腰痛が出現する理由は縮んでいた脊椎の靭帯が伸ばされるためであり、腰痛が持続する期間は2週間程度で以後腰痛は消失します。
Q
治療後はどのレベルの運動まで行うことができますか?
A
一般の方の趣味の運動やスポーツであれば問題なく可能です。プロのスポーツ選手に関しては新たな椎間板の損傷が生じる可能性が高いため、医師と相談しながら検討してゆきます。
Q
治療後に気をつけることについて教えて下さい
A
術後数日間は安静にし、長時間の座位、重い物を持ち上げる、体をひねる・曲げる・ 前屈みになる、激しい運動は避けるようにしてください。術後1週間後には、日常的な作業ができるになります。2週間目には軽い運動が可能になります。ウェイトトレーニングは3ヵ月後から可能となります。
Q
保険は適用されますか?
A
いいえ、保険適応ではありません。生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。
Q
手術後はどのくらいの時間・期間で歩くことができますか?
A
日帰りでの治療のため術後1時間程で歩いてご帰宅いただけます
Q
手術までの通院は何回必要ですか?
A
当院の治療の場合、診断後その日の内に治療を受ける事が可能です。診断のみをご希望され、後日治療だけお越しいただくこともあります。
Q
手術後、飛行機には乗れますか?
A
術後何も問題がなければ、飛行機にお乗りいただくことができます。万が一、術後に痛みがある場合には医師の判断によりご搭乗が難しい場合もあります。
Q
仙腸関節障害になったらまず何に気を付ければよいのでしょうか?
A
仙腸関節障害と診断されたら、まずはそれ以上椎間板の変性や骨の変性が進まないように予防することが大切です。特に腰に負担をかける動作や作業が多いのであれば頻度を減らす、また医師のアドバイスをよく聞いて次に何をすれば良いのか判断を仰ぎましょう。
Q
仙腸関節障害が手術なしで完治することはあるのでしょうか?
A
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など他の病気や症状が併発していない場合は、保存療法で良くなる場合が多いかと思います。
ただし仙腸関節障害は椎間板変性が関連しているケースがあることが最近分かってきておりますので、根本的な原因を解決するためには仙腸関節だけでなく、腰の骨も含めMRI検査を受けてしっかりと診断を行い、もしも椎間板変性などが確認される場合には、対応した治療が必要となります。
当院のセルゲル法は日帰りで行え局所麻酔で注射を刺すだけの非常に低侵襲な治療ですので、手術がご不安な方にお勧めしております。
Q
仙腸関節障害になったら仕事は続けられますか?
A
症状の重さにもよりますが続けることは可能です。
ただし、デスクワークが多い・重労働をしているといった仕事である場合、腰への負担が大きいのでなるべくそういった作業は控える必要があります。
また、仕事環境を変えることが難しい場合は体質の改善・姿勢・筋力の改善を検討してみてください。それらの方法で改善されれば継続することを推奨します。
改善がない場合は医療機関へ相談・診断を受けることをお勧めします。
Q
リハビリで身体を動かすことにより仙腸関節への負担は増えないのですか?
A
身体の評価を行う際に一時的に仙腸関節への負担がかかることがありますが、リハビリの運動を行うときには負担がかからない動きで行います。
Q
痛みがあってもリハビリをしても良いのですか?
A
痛みなどの症状を緩和させるためにリハビリを行いますので問題ありません。
体の状態を確かめるために動かした時に痛みが出現することがありますが、運動をする時には症状が出ないような動きで運動を行ってきます。

ILC×リハビリでコラボレーションする仙腸関節障害の治療

セルゲル法では椎間板自体の修復・再生を行うことができ、またその他日帰り椎間板治療も当院では行っていますが、腰痛の原因が椎間板だけでなく、筋肉・関節・靭帯などが影響している可能性があります。当院ではリハビリ専門スタッフと連携して、筋肉・関節・靭帯などが影響している腰痛も一緒に治療をすることを推奨しています。
尚、遠方の方や海外の患者様には短期集中プログラム提供しております。

  • ILC国際腰痛クリニックで治療

    日帰り椎間板治療

    神経原因となる腰痛疾患・症状改善

    椎間板の治療箇所
  • ILCの先進リハビリプログラム

    腰痛特化型リハビリ

    関節・筋肉・靭帯原因となる腰痛疾患・症状改善

    腰痛特化型リハビリの治療箇所
  • 01

    ILCの腰痛特化型リハビリ

    仙腸関節障害に対する当リハビリの考え方

    仙腸関節障害の頻度は腰痛患者の約25%と言われ、脊椎疾患との合併が39%とのデータもあり、統計学的には好発する疾患です。
    (※数値の参照元の研究論文:Recognizing specific characteristics of nonspecific low back pain URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2951048/
    仙腸関節障害は、仙腸関節自体に生じているケースと、仙腸関節の周囲の靭帯・筋肉が起因となっているケースに大きく分けることが出来ます。
    仙腸関節自体に問題が発生している場合は、正常な時と比べて可動性が大きくなると言われています。筋肉や靭帯による仙腸関節を安定させることが出来ていない可能性が大きく、運動療法による介入が必要となります。

    仙腸関節周囲の靭帯・筋肉が問題が発生している場合は、日常生活における動作や姿勢により筋肉が正常に働いていなかったり、過剰に働いていることが考えられます。
    この場合は、どのような姿勢や動きでどのようなストレスが発生しているのかを見つけることが重要となります。
    また、ストレスが長期間に及び、炎症が慢性化している場合は痛みに対して敏感になっているので、運動によりストレスが軽減しても、局所に慢性化した炎症はなかなか改善しません。
    このような場合には、早期に炎症を緩和させるための鍼灸治療や食事療法を合わせて行っていきます。

    関節や筋肉・靭帯へのストレスの蓄積 炎症発生
  • 02

    ILCの腰痛特化型リハビリ

    仙腸関節障害への評価の方法について

    画像所見をもとに仙腸関節にどのようなストレスが発生しているかをドクターとカンファレンスを行います。
    これらの所見を参考にして、実際に身体をゆっくりと動かしながら、日常生活における姿勢や動作における症状の増悪因子と緩和因子を評価します。
    症状の増悪因子と緩和因子とは、増悪因子は、行ってはいけない身体の使い方のことを指し、緩和因子とは、その体の動かし方をすることで症状が緩和することを指します。
    これらの因子を筋力・体の硬さなどと包括的に評価し、なぜ仙腸関節症が生じているのか・痛みの症状がなぜ出現しているのかを探っていきます。
    ここで異常な姿勢・動作があれば、なぜそのような身体の使い方をしているのかを、ゆっくりと動かしながら、筋力・可動域などの身体的な評価を行っていきます。

  • 03

    ILCの腰痛特化型リハビリ

    仙腸関節障害のリハビリ施術方法

    リハビリでは、どこに痛みがあるか、何をしたら痛みが出るのかなどの確認を行います。
    この確認が極めて重要となり、原因や負荷がかかりやすい場所、痛みを誘因していいる原因の特定を行います。
    その後、痛みの軽減する方向から骨盤を動かしていきます。その後骨盤の位置を修正し、それを保てるように骨盤周囲筋の筋力強化や 股関節・背中の ストレッチを行います。
    痛みの出た原因動作の修正を行うことで、痛みの軽減と再発予防をめざします。

    ~施術方法~

    • 徒手療法(可動域改善、筋の滑走性改善、ストレッチなど)
    • 運動療法(脊柱支持機構の獲得、臀筋群・内転筋群の柔軟性と筋力獲得)
    • 鍼灸治療(筋の滑走性改善、関節周囲の摩擦軽減、疼痛緩和)
    • 仙腸関節のストレスが増大しにくいような日常生活動作指導
    • 自宅で行えるセルフエクササイズ指導
  • 04

    ILCの腰痛特化型リハビリ

    仙腸関節障害のリハビリの治療期間について

    同じ仙腸関節が原因であっても関節の状態や症状が出現している期間により、1~2回の治療で改善する方から年単位と治療期間は様々です。

当院は治療効果100%を目指し、先進的な医療技術を取り入れつつ患者様ひとりひとりのお悩みに寄り添い、30分以上じっくりと時間をかけて「適切な診断」と「適切な治療法のご提案」をできるよう丁寧かつ入念に診察を行っております。
今抱えている痛みやしびれを軽減したりなくす方法がきっとありますので、諦める前にお気軽に当院までお電話を頂ければと思います。

院長:簑輪 忠明

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