治療法一覧
PODD法

経皮的オゾン椎間板減圧術 PODD法

オゾンの注入により椎間板の容量が縮小することでヘルニアによる圧迫を軽減し、オゾンの抗炎症作用により炎症による痛みの軽減も期待できます。
レーザー治療が適用されない方でも治療可能です。

治療時間
1箇所約10分〜

治療後約60分は安静が必要となり、帰宅までには約90分前後必要となります。
軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヶ月程度見合わせる必要があります。

手術中の様子

このようなお悩みの方が対象

  • 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症と診断された
  • 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症が原因で慢性的な腰痛に悩まされている
  • 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症の手術を検討しているが手術をしたくない
  • 椎間板ヘルニアの手術をしたが改善しない(再発した)
  • 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症の手術が怖い
  • 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症の手術で入院をしたくない
  • 体への負担が少ない椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性症の治療を望んでいる

PODD法の主な特徴

身体への負担とリスクが
少ない日帰り治療
低侵襲(体の負担が少ない)な治療。治療時間15分程度で、治療後約60分は安静が必要となります。約90分前後ご帰宅できます。
治療の通院やリハビリの
必要がない
遠方の方でも治療後の通院やリハビリの必要がないため、日常生活や職場復帰も容易です。
傷口がほとんど残らない
治療は1.0mmの細い針で行いますので、傷跡が小さく残りにくいです。

※ご高齢の方(80歳以上の方)も治療が可能です

Treatment PODD法は、幅広い疾患に適用可能な治療法です。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症にとどまらず、幅広い疾患に適用可能です。

PODD法とは、0.8mmの針(穿刺針)を用いて椎間板髄核内にオゾンを注入し、椎間板炎による腰痛や椎間板ヘルニア及び脊柱管狭窄症による神経痛を改善させる方法です。オゾンによる抗炎症効果の詳細は解明されているわけではありませんが、体内を活性化させることで、あえて強い免疫応答を生じさせ生じている炎症を短時間で終了させると考えられています。
オゾン自体は椎間板内にのみ注入しますが、適応疾患は椎間板ヘルニアにとどまらず脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄にも効果があります。その理由として椎間板内に注入したオゾンが、損傷した椎間板を通過して周囲の組織に浸潤するためと考えられています。

PODDの認定証

※オゾン治療発祥の地であるベッラーリア国立病院にて正式な研修を受けて認定証を取得しております。

Treatable Diseases 対応している疾患

疾患

腰椎

椎間板ヘルニア / 椎間板変性症 / 脊柱管狭窄症 / 椎間関節症 / すべり症 / 分離すべり症 / 分離症 / 腰椎圧迫骨折 など

頚椎

頚椎椎間板ヘルニア

治療方法 施術時間:1箇所10分〜

背中からX線透視下により椎間板内に0.8mmの針(穿刺針)を刺し、刺した針の先端からオゾンを注入する治療です。椎間板(髄核)にオゾンを注入することで、髄核が縮小し、痛みを取り除きます。また、オゾンには抗炎症作用もあるため、炎症による痛みに対しても有効です。

  1. 治療

    刺した針の先端からオゾンを注入します。

    炎症で痛みが発生
  2. 治療後

    オゾンの注入により、椎間板ヘルニアの容量が縮小し、神経への圧迫が軽減されます。

    症状が改善

治療による懸念事項

再発率が従来の外科的手術と同等に高いことがあげられます。その理由は、セルゲル法のように椎間板損傷を改善させることができないためです。神経損傷は自験例でも論文でも報告はありません。ただし、局所麻酔薬によるアレルギー反応出現が極めてわずかですが存在します。

治療法の比較表

当院の椎間板治療 当院のインプラント治療 従来の外科手術
セルゲル法 ハイブリッド
レーザー法
PODD法 PLDD法 フローレンス法 Qフローレンス法 MED法(内視鏡下椎間板摘出術) 脊椎固定術
椎弓形成術
椎間板の修復 × × × × × × ×
治療後の椎間板
の体積変化
維持~増加 微減~減小 微減 減小 維持 維持 減少 or 除去 減少 or 除去
炎症の抑制 × × × × ×
治療時間 15分~20分
(1箇所)
20分~25分
(1箇所)
10分~15分
(1箇所)
10分~15分
(1箇所)
30分
(1箇所)
30分
(1箇所)
40分~60分
程度
60分~90分
程度
入院期間 日帰り 日帰り 日帰り 日帰り 日帰り 日帰り 約1週間 約1ヶ月
保険適用 自由診療 自由診療 自由診療 自由診療 自由診療 自由診療 保険適用可 保険適用可
対応病名・症状 多くの腰に関連する病気・症状に適用 椎間板ヘルニア 多くの腰に関連する病気・症状に適用 椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
椎間板性疼痛のある椎間板ヘルニア
椎間関節障害(椎間関節炎、椎間関節症)
軽度な変性すべり症
後方すべりを伴う椎間板変性症
脊柱管狭窄症
椎間孔狭窄症
すべり症
腰椎不安定症
椎間板ヘルニア
脊椎腫瘍等
脊柱管狭窄症
すべり症・分離症
腰椎変性側弯症
腰椎不安定症
椎間板ヘルニア
圧迫骨折
当院の椎間板治療
セルゲル法 ハイブリッド
レーザー法
PODD法 PLDD法
椎間板の修復 × × ×
治療後の椎間板の体積変化 維持~増加 微減~減小 微減 減小
炎症の抑制 ×
治療時間 15分~20分
(1箇所)
20分~25分
(1箇所)
10分~15分
(1箇所)
10分~15分
(1箇所)
入院期間 日帰り 日帰り 日帰り 日帰り
保険適用 自由診療 自由診療 自由診療 自由診療
対応病名
症状
多くの腰に関連する病気・症状に適用 椎間板ヘルニア 多くの腰に関連する病気・症状に適用 椎間板ヘルニア
当院のインプラント治療 従来の外科手術
フローレンス法 Qフローレンス法 MED法
内視鏡下椎間板摘出術
脊椎固定術
椎弓形成術
椎間板の修復 × × × ×
治療後の椎間板の体積変化 維持 維持 減少 or 除去 減少 or 除去
炎症の抑制 × × × ×
治療時間 30分
(1箇所)
30分
(1箇所)
40分~60分程度 60分~90分程度
入院期間 日帰り 日帰り 約1週間 約1ヶ月
保険適用 自由診療 自由診療 保険適用可 保険適用可
対応病名
症状
脊柱管狭窄症
椎間板性疼痛のある椎間板ヘルニア
椎間関節障害
(椎間関節炎、椎間関節症)
軽度な変性すべり症
後方すべりを伴う椎間板変性症
脊柱管狭窄症
椎間孔狭窄症
すべり症
腰椎不安定症
椎間板ヘルニア
脊椎腫瘍等
脊柱管狭窄症
すべり症・分離症
腰椎変性側弯症
腰椎不安定症
椎間板ヘルニア
圧迫骨折

PODD法の治療費用

治療箇所 1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所
治療費用(腰椎) 300,000円 (税込330,000円) 350,000円 (税込385,000円) 400,000円 (税込440,000円) 450,000円 (税込495,000円) 500,000円 (税込550,000円)
治療費用(頸椎) 700,000円 (税込770,000円) 900,000円 (税込990,000円) 1,100,000円 (税込1,210,000円) 1,300,000円 (税込1,430,000円) 1,500,000円 (税込1,650,000円)
治療箇所 1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所
治療費用(腰椎) 300,000円 (税込330,000円) 350,000円 (税込385,000円) 400,000円 (税込440,000円) 450,000円 (税込495,000円) 500,000円 (税込550,000円)
治療箇所 1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所
治療費用(頸椎) 700,000円 (税込770,000円) 900,000円 (税込990,000円) 1,100,000円 (税込1,210,000円) 1,300,000円 (税込1,430,000円) 1,500,000円 (税込1,650,000円)

※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

1. PODD法について

この治療で使用されるオゾン発生機は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器ですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。
日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。

2. オゾン発生機について

  1. オゾン発生機の入手経路について当院で使用しているオゾン発生機はドイツのKastner-Praxisbedarf GmbH社で製造されたものを当院で個人輸入しております。
    個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html

  2. 本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
  3. オゾン発生機の諸外国における安全性等に係る情報
    本治療に使用するオゾン発生機、その専用器具は、EU内における医療機器として認証されたものです(認証年月日:1993年6月14日)。

当院のその他の治療法

セルゲル法

2010年頃から始まり欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法。幅広く腰痛の病気・症状に対応している治療法です。

arrow_circle_right 詳細はこちら
フローレンス法

欧州や南アメリカを中心に導入されている先進的な脊柱管狭窄症の治療法です。局所麻酔+鎮静下で経皮的にスペーサーを挿入し、狭くなった脊柱管を広げます。治療後は取り外しなども可能です。

arrow_circle_right 詳細はこちら
Qフローレンス法

欧州を中心にで導入されている先進的な脊柱管狭窄症・すべり症の治療法です。部分麻酔+鎮静下で経皮的にデバイスを挿入し、不安定になった椎体の安定化を図るとともに、狭くなった脊柱菅を広げます。

arrow_circle_right 詳細はこちら
ハイブリッド
レーザー法

椎間板ヘルニアに対する低侵襲治療であるレーザー治療(PLDD)とオゾン治療(PODD)を同時に行う事で、双方の利点を併せる事を目的とした治療法です。

arrow_circle_right 詳細はこちら
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)

1980年代から日本で行われている日帰り椎間板レーザー治療。主に椎間板ヘルニアに対して選択される治療法です。

arrow_circle_right 詳細はこちら

PODD法に関するQ&A

Q. PODD法は保険適応ですか?

いいえ、保険適応ではありません。
生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。

Q. 外科的手術などを一度経験しているのですが治療は可能でしょうか?

診断の結果、適応の場合は治療が可能です。まずは当院を受診ください。

Q. オゾンを炎症部分に注入するとどのくらいで炎症がなくなるのでしょうか?

個人差がありますが、治療後1週間以内に炎症が治まる場合もあれば1ヶ月程時間がかかる場合もあります。

Q. PODD法はセルゲル法などとは併用できますか?

PODD法(経皮的オゾン椎間板減圧術)はその名の通り椎間板に対する治療ですのでセルゲル法と併用することはできませんが、「オゾン治療」をセルゲル法と併用することは可能です。
説明しますと、椎間板が変性している場合、椎間板の修復のためにセルゲル法を行います。また、椎間板が変性していると椎間関節にも炎症が起きているケースがありますので、抗炎症作用が高いオゾン治療を椎間関節へ行うことで、より痛みの軽減が期待できる、という説明になります。オゾン治療も当院で行うことができます。

上戻る