PLDD法
経皮的レーザー椎間板減圧術
Percutaneous Laser Disc Decompression PLDD法とは?
経皮的レーザー椎間板減圧術
PLDD法とは椎間板ヘルニアの原因である椎間板内の圧力上昇に対しての圧力を下げるレーザー治療です。PLDDの歴史は古く1980年代より始められた治療で、日本では多くの患者様が治療を受けられていますが、対象が椎間板ヘルニアのみである事、 椎間板が潰れてすり減っているような場合には治療が適応でない可能性があります。
当院では椎間板損傷があったとしても、損傷程度により、セルゲル法、PODD(オゾン治療)が選択可能です。
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)の方法
局所麻酔下で、X線透視装置を使用しながら、1.0㎜の針(穿刺針)を椎間板に留置します。その後病変の状態に合わせて半導体レーザーを使用し照射します。
対応疾患と症状
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対応している
病気・症状の名称- 椎間板ヘルニア
このようなお悩みの方が対象
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1
椎間板ヘルニアと診断された
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2
椎間板ヘルニアが原因で慢性的な腰痛に悩まされている
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3
椎間板ヘルニアの手術を検討しているが手術をしたくない
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4
椎間板ヘルニアの手術をしたが改善しない(再発した)
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5
椎間板ヘルニアの外科手術が怖い
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6
椎間板ヘルニアの手術で入院をしたくない
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7
身体への負担が少ない治療を望んでいる
※ご高齢の方(80歳以上の方)も治療が可能です
Merit PLDD法を行うメリット
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傷口が小さく残りにくい
治療は1.0mmの細い針で行いますので、傷跡が小さく残りにくいです。
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負担が少ない
日帰り治療治療時間は15分程度で、治療後約30分は安静が必要となります。約60分前後でご帰宅できます。
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治療の通院やリハビリの
必要がない遠方の方でも治療後の通院やリハビリの必要がないため、日常生活や職場復帰も容易です。
PLDD法の治療方法について
PLDD法は、局所麻酔での治療になります。背中から患部の椎間板ヘルニアの部分に針を刺し、刺した針の経路にレーザーファイバーを通して、椎間板の中にある髄核の一部をレーザーで焼灼ことで髄核に空洞ができ、椎間板が収縮します。効果として神経の圧迫を軽減でき、痛みや痺れが改善されます。
PLDD法は椎間板ヘルニアでも特に内圧が高く、靱帯から脱出していない軽度~中度のヘルニアに対して有効です。
脱出型や遊離型に対してはセルゲル法が有効な治療法になります。
椎間板の中にある髄核をレーザーで焼灼事により空洞を作ります。
飛び出した椎間板を縮ませて神経の圧迫を軽減します。
治療時間と副作用について
- 治療
時間 - 15分程度
治療後約30分は安静が必要となり、帰宅までには約60分前後必要となります。軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヶ月程度見合わせる必要があります。
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問題点について
再発率が従来の外科的手術と同等に 高い事があげられます。その理由は、セルゲル法の様に椎間板損傷を改善させることができないためです。
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副作用について
PLDD法を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヶ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。
当院では少しでもこういったリスクを減らすために治療について医師が詳細に説明しています。治療前の疑問や心配事はご相談ください。
Flow PLDD法の治療の流れ
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1.お問い合わせ
当院は完全予約制ですので、必ずお電話による予約の上ご来院下さい。
※当日治療をご希望の場合は事前に電話でご相談下さい。
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2.MRI撮影
東京院の場合:
お問い合わせ時の電話で決定した予約日時に、当院が提携しているクリニックにてMRI撮影をして頂きます。画像が入ったCD-ROMを受診当日に当院受付にてお渡しください。また、他院で撮影されたMRIの画像をお持ちの場合はお問い合わせ時にご相談ください大阪院の場合:
お問い合わせ時の電話で決定した予約日時に当院にてMRI撮影をして頂きます。 -
3.受診
東京院の場合:
健康保険証、各種医療証、画像データなどをご用意の上、受付へお越しください。問診後、レントゲンによる画像撮影を行います。検査の所要時間は約5分程度です。検査終了後、医師による診察を30分ほどかけてじっくりと行い、患者さま一人一人にあった最適な治療プランについて検討しご提案を致します。大阪院の場合:
MRI・レントゲン検査終了後、医師による診察を30分ほどかけてじっくりと行い、患者様一人ひとりにあった最適な治療プランについて検討しご提案を致します。 -
4.治療
当日治療をご希望の患者様は午前の検査・診察後、午後から治療をさせて頂く事も可能です。治療時間は各治療により異なりますが局所麻酔を行い1箇所あたり10分~30分程度の治療になります。
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5.ご帰宅
治療後に回復室をご用意しておりますので、約1~2時間程(フローレンス法は2~3時間程)安静にして頂き、医師の診察後、ご帰宅となります。
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6.アフターフォロー
アフターフォローで定期的にご連絡させていただきます。またご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください。
Price PLDD法の治療費用
治療箇所 | 1箇所 | 2箇所 | 3箇所 | 4箇所 | 5箇所 |
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治療費用 | 280,000円 (税込308,000円) |
330,000円 (税込363,000円) |
380,000円 (税込418,000円) |
430,000円 (税込473,000円) |
480,000円 (税込528,000円) |
※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。
当院のその他の治療法
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セルゲル法
2010年頃から始まり欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法。幅広く腰痛の病気・症状に対応している治療法です
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フローレンス治療
欧州や南アメリカを中心にで導入されている先進的な脊柱管狭窄症の治療です。局所麻酔で経皮的にスペーサーを挿入して、狭くなった脊柱管を広げます。治療後は取り外しなども可能です。
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ハイブリッドレーザー法
椎間板ヘルニアに対する低侵襲治療であるレーザー治療(PLDD)とオゾン治療(PODD)を同時に行う事で、双方の利点を併せる事を目的とした治療法です。
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PODD法(経皮的オゾン椎間板減圧術)
1990年代より主にヨーロッパで行われている椎間板オゾン治療。椎間関節症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などに適用可能です
当院の治療法と
従来の外科手術について
当院の治療法 | 従来の外科手術 | |||||||
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セルゲル法 |
ハイブリッド レーザー法 |
PODD法 | PLDD法 | フローレンス法 | Qフローレンス法 |
内視鏡下椎間板摘出術 (MED法) |
脊椎固定術 椎弓形成術 |
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椎間板の 修復 |
○ | × | × | × | × | × | × | × |
治療後の 椎間板の 体積変化 |
維持~増加 | 微減~減小 | 微減 | 減小 | 維持 | 維持 | 減少 or 除去 | 減少 or 除去 |
炎症の抑制 | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
治療時間 | 15分~20分 (1箇所) |
20分~25分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
40分~1時間程度 | 1時間~1時間30分 |
入院期間 | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 約1週間 | 約1ヶ月 |
保険適用 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 保険適用可 | 保険適用可 |
対応病名・ 症状 |
多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア | 多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア | ・脊柱管狭窄症 ・椎間板性疼痛のある椎間板ヘルニア ・椎間関節障害(椎間関節炎、椎間関節症) ・軽度な変性すべり症 ・後方すべりを伴う椎間板変性症 |
脊柱管狭窄症、椎間孔狭窄症、すべり症、腰椎不安定症 | 椎間板ヘルニア 脊椎腫瘍等 |
脊柱管狭窄症、すべり症・分離症、腰椎変性側弯症、腰椎不安定症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折 |
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FAQ PLDD法に関するQ&A
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QPLDD法は保険適応ですか?
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Aいいえ、保険適応ではありません。
生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。
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QPLDD法のレーザーは椎間板を焼き切ってしまうことはないのですか?
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Aレーザーを照射するのは限られた範囲に照射を行うため、椎間板を焼き切ることはありません。
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QPLDD法はセルゲル法などとは併用できますか?
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A当院では併用した治療は行っていません。PLDD法は椎間板を焼くことで体積が減り、ヘルニアになった部分が中に引っ込むという原理です。
一方セルゲル法は椎間板を修復する機能を持った治療のため治療目的が異なります。まずは現在の体の状態を診断いたします。
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Q外科的手術などを一度経験しているのですが治療は可能でしょうか?
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A診断の結果、適応の場合は治療が可能です。まずは当院を受診ください。
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QPLDD法の治療後にリハビリは必要ですか?
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A治療後はウォーキングや軽いストレッチを行う事をおすすめします。
PLDD法によってヘルニアを縮小できたとしても筋肉が硬直したり、筋力が衰えると炎症反応が起こり、再発する可能性もあります。
予防や再発の為にも適度な運動を心がけてください。
当院ではリハビリ施設と連携を取り、腰痛専門のリハビリを行っています。詳細は下記をご覧ください。
※リハビリページへのリンク