腰の対象病名・症状
腰椎変性側弯症

Lumbar Degenerative Scoliosis 腰椎変性側弯症

腰椎変性側弯症とは、加齢等により背骨がねじれて左右に曲がりくねった状態をいいます。主な症状は、腰の痛み、お尻・足の痛みがよくみられる症状です。脊柱管が狭窄している場合はしびれやしびれによる痛みが発生することもあります。

腰椎変性側弯症の状態

腰椎変性側弯症とは?

脊柱は骨(椎体)と骨(椎体)を筋や筋膜、靭帯、関節包、椎間板などの組織によって固定し安定させています。
腰椎変性側弯症は青年期に側弯がないにもかかわらず、中年以降に出現する側弯症の事です。腰椎が10°以上曲がった状態を側弯と指します。
何気ない姿勢(猫背など)や足組み姿勢や日常生活習慣や左右の脚長差から発症します。
同時に骨粗鬆症を有している場合は骨自体が身体の重みや重力に耐えられなくなると脊柱が前へ倒れてしまうために側弯の傾きや痛みも悪化する傾向にあります。

腰椎変性側弯症の原因

  • 加齢や不良姿勢などから生じる負荷・喫煙などの生活習慣などによって生じた椎間板変性
  • 筋力低下などがあります。

これらの原因により、正常な関節運動が出来なくなり、椎体にくさび形の変形が生じ、側弯変形が出現します。

体全体が傾いている様子

股関節の病気などの骨盤の傾きあると、体全体が傾きます。
そうすると、目線も傾いてしまいます。
これを回避するために、脊椎を側弯させて、顔が水平になるような調整機構が働きます。
この状態が長期間続くことで、変形性側弯症を発症する場合もあります。

腰椎変性側弯症の主な症状

腰椎変性側弯症の主な症状としましては、①腰痛、②臀部痛、③下肢痛があります。
脊柱管狭窄症を併発している場合は間欠性跛行(歩くと痛みや痺れを感じるものの、少し休めば落ち着いてまた歩ける状態)や座骨神経症状(坐骨神経に沿っておきるお尻から下肢後面・外側の痛みや痺れのこと)がある場合もあります。
他にもバランスを保とうとした結果、重度の肩こりや重心のずれによる膝関節周囲の症状など腰以外の症状をきたす場合あり、影響は多岐にわたります。

このような症状や動作に思い当たる方は、後回しにせずに、ぜひ一度検査してみることをおススメします。

症状悪化へ影響を与えるもの

  • 骨粗鬆症 → 圧迫骨折になりやすい → 骨が身体を支えれなくなり「変形性側弯+脊柱後弯」を促進させる
  • 腰椎後弯 → 脊柱がまっすぐに近づく → 重力の分散が出来ずに身体が前へ倒れる → 腰が曲がる → 重度の肩こり、逆流性食道炎など発生

※本来脊柱はS字カーブになっており、そのおかげで重力などの上からの重みを分散させることを可能としています。
このような症状や動作に思い当たる方は、後回しにせずに、ぜひ一度検査してみることをおススメします。

腰椎変性側弯症の治療に対する当院の考え方について

一般的には腰椎変性側弯症に対してはまず保存療法(リハビリ、装具療法、薬物療法など)で治療を行います。保存療法で症状が改善せず長期化している場合には、腰椎固定術などの外科手術を提案されることが多いです。しかし従来の手術法である腰椎固定術や腰椎後方除圧術は、骨を切除し、時に固定が必要であり、手術リスクが高い事、原因治療ではないため再発率(2年以内)が30~46%と高い事が問題でした。現在では内視鏡や傷口を小さくする等工夫されてきていますが、原理は同じで、根本的な原因を治療する訳ではないので、リスクも再発率も高いままです。
当院では腰椎変性側弯症に対応する治療法としてセルゲル法があります。手術リスクの高いご高齢の方や再治療を望む方も対応が可能です。
変形してしまった椎間板を修復・再生させることで、痛みやしびれの原因となる脊椎のゆがみ・ずれが進まないように予防できます。当院では腰椎変性側弯症の根本的な要因は椎間板の変性にあると考えておりますので、骨のゆがみを治すこと自体は根本原因の解決にはなりません。セルゲル法で根本原因を解決することでこれ以上の悪化を防ぐことが重要です。

従来の手術法

脊椎固定術と腰椎後方除圧術

リスクが高く、再手術は基本的にできない。高齢者にとってリスクの高い治療法。また、埋め込まれる人工物は永続的に使用することはできないので一定期間で交換が必要となる可能性が高い

セルゲル法

セルゲル法の図解1

椎間板にセルゲル治療を行う

セルゲル法の図解2

椎間板が修復され、再発を防ぐ

当院の治療法について

当院の治療法は、セルゲル法・フローレンス法・Qフローレンス法・ハイブリッドレーザー法・PODD法・PLDD法の6つの治療法を採用しています。
5つの治療法に異なる特徴やメリットがありますが、唯一「椎間板の修復」が可能な「セルゲル法」。この治療法についてまずはご案内したいと思います。

椎間板修復インプラント治療術 セルゲル法

椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後にインプラントとして椎間板に残り、クッションとして機能するため椎間板を保存します。また椎間板を修復し髄核の漏れが塞がれることによって椎間板自体が自身の再生能力によって元の正常な機能を回復することが期待される治療法です。欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法となります。

治療時間
1箇所10分~

治療後約90分は安静が必要となり、術後診察・お会計後にご帰宅頂けます。
軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヶ月程度見合わせる必要があります。

セルゲル法は欧州を中心に
世界54ヵ国以上で導入され、
     45,000件以上の治療実績があります。
(2008年〜2024年4月)
当院は世界の中でも
治療/問い合わせ数ともに
数多く
の実績があります。

セルゲル証明書
医療機関が「セルゲル法」を行うにはこのような認定証が必要になります。
スタッフ
ILC国際腰痛クリニックでは「セルゲル法」の専門の医師と連携して日々治療技術の研磨を行っています。

このようなお悩みの方が対象

  • 長い間、腰痛で悩んでいるが痛みやしびれがひどくなってきた
  • 腰痛の手術(MED法、固定術、形成術など)を勧められている
  • 腰痛の手術で入院したくない、手術が怖い
  • 腰痛の手術をしたが改善しない(再発した)
  • なかなか時間が取れないため、日帰りで行える治療を望んでいる
  • 身体への負担が少ない治療を望んでいる

セルゲル法の主な特徴

身体への負担とリスクが
少ない日帰り治療
治療時間は1箇所10分程度で、治療後約90分は安静が必要となります。安静後は術後診察・お会計後にご帰宅できます。
老化した椎間板の
クッション機能を改善
椎間板にインプラントとして残るので椎間板のクッション機能としても作用します。
レーザー治療やオゾン治療
外科的手術に代わる新治療
レーザーや外科的手術を行ったが、効果が無かった場合でも治療可能です。

※ご高齢の方(80歳以上の方)も治療が可能です

治療方法 施術時間:1箇所10分〜

局所麻酔下で、X線透視装置を使用しながら、0.8㎜の針を椎間板に留置し、椎間板にインプラントを注入します。特に脱出したヘルニアにも、ジェルが浸透する程効果が高くなります。身体に負担が少ない局所麻酔にて、細い針のみを使用し治療を行うため傷跡も目立たず、約90分ほど安静にして頂くだけで治療後すぐにご帰宅頂けます。

  1. 治療前

    変性した椎間板組織の一部が飛び出し、髄核が漏れ出すことで痛みを伴う炎症が発生。 神経のそばで炎症が起きることでしびれが発生。

  2. 治療

    局所麻酔下で椎間板内に細い針を刺し、インプラント化するジェルを注入。

  3. 治療後

    損傷していた亀裂部分にジェルが入り込みインプラント化することで椎間板が修復。飛び出した椎間板も改善される。

治療による懸念事項

治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。神経損傷は自験例でも論文でも報告はありません。ただし局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。

セルゲル法の治療費用

治療箇所 1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所
治療費用 1,200,000円 (税込1,320,000円) 1,300,000円 (税込1,430,000円) 1,400,000円 (税込1,540,000円) 1,500,000円 (税込1,650,000円) 1,600,000円 (税込1,760,000円)
→頸椎(首)のセルゲル法の治療費用はこちら

※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

1. セルゲル法について

この治療で使用されるDiscogelは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器ですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。

2. Discogelについて

  1. Discogelの入手経路について当院で使用しているDiscogelはフランスのGelscom社で製造されたものを当院で個人輸入しております。
    個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
  2. Discogelの国内の承認医薬品等の有無:国内においては承認されている医療機器はありません。
  3. Discogelの諸外国における安全性等に係る情報
    CEマーキングを取得しています(認証年月日:2007年10月5日)。CEマーキングは、製品がすべての関連する欧州医療機器規則(MDR)の安全性及び性能に関する一般要求事項(GSPR)を満たしていることを医療機器製造業者が主張するものであり、欧州連合内において機器を上市するために必要な法的要求事項です。
    欧州医療機器規則(MDR: Medical Device Regulation)に準拠しています。欧州医療機器規則 Regulation (EU) 2017/745 は EU における医療機器に対する要求を定めるものです。
  4. Discogelの副作用等について
    治療で使用する局所麻酔のお薬が注射針に沿って拡散し、一時的なしびれなどを引き起こす可能性があります。治療後1週間前後で一時的に痛みが発生する可能性があります。理論的には、治療時にDiscoGelが神経根に接触すると一過性の火傷のような感じをもたらす可能性があります。神経痛を伴う一時的な放射状の刺激が治療直後に現れる可能性があります。可能性は非常に低いですが、治療後に椎間板の容積が大きく減少した場合には腰痛が悪化する可能性があります。
    その他、咽頭痛、一時的な排尿障害、アレルギー反応、椎間板炎が発生する可能性があります。
  5. Discogelが使用できない対象者(禁忌について)
    構成成分に対するアレルギーがあることが知られている方、重度のうつ病、その他痛みの解釈が困難な状態にある方には使用できません。
    また、妊娠中の方には適応していません。

セルゲル法に関するQ&A

Q. セルゲル法と外科的手術との再発率の違いについて

1960年代より始まった外科的手術は、変形した骨やヘルニアなどの組織を切除し、時に固定する事を目的としていますが、スクリューによる新たな骨の損傷や根本的な治療(椎間板線維輪の修復)を行っていないため、新たな腰痛の出現と再発率が問題でした。
その為1980年代に根本的な治療を行う必要性が高まり、当院でも行っている椎間板治療が始まりました。そして、現在では様々な治療法が開発されており、特に当院で採用している治療法は椎間板の修復効果を認めており、症状の改善だけでなく、再発率が極めて低くなっています。

Q. 治療箇所はどのように決定するのですか?

MRIとレントゲンの画像を見ながら30分ほどじっくりと時間をかけて医師が問診を行い、患者様に発生している状態の原因を突き止め治療箇所を決定し、対応する治療方法について患者様に説明を致します。MRIの画像では腰痛の要因として主に関連している[椎間板・神経・靭帯・関節部分]について[形状変化・神経への圧迫の状態・損傷の有無・炎症の有無]などを確認することができます。レントゲンの画像では主に骨の状態を確認することができます。

Q. 治療後に一時的に腰痛が悪化する場合があるとのことですが、どの程度続きますか?

個人差がありますが、一時的に増した痛みについては概ね2週間~1ヶ月程度で徐々に軽減・消失することが多いです。

Q. 治療後はどのレベルの運動まで行うことができますか?

一般の方の趣味の運動やスポーツであれば問題なく可能です。プロのスポーツ選手に関しては新たな椎間板の損傷が生じる可能性が高いため、医師と相談しながら検討してゆきます。

Q. 治療後に気をつけることについて教えて下さい

術後数日間は安静にし、長時間の座位、重い物を持ち上げる、体をひねる・曲げる・ 前屈みになる、激しい運動は避けるようにしてください。術後1週間後には、日常的な作業ができるようになります。2週間目には軽い運動が可能になります。ウェイトトレーニングは3ヵ月後から可能となります。

Q. 保険は適用されますか?

いいえ、保険適応ではありません。生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。

Q. 治療後はどのくらいの時間・期間で歩くことができますか?

日帰りでの治療のため術後1時間程で歩いてご帰宅いただけます。

Q. 治療までの通院は何回必要ですか?

当院の治療の場合、診断後その日の内に治療を受ける事が可能です。診断のみをご希望され、後日治療だけお越しいただくこともあります。

Q. 治療後、飛行機には乗れますか?

術後何も問題がなければ、飛行機にお乗りいただくことができます。万が一、術後に痛みがある場合には医師の判断によりご搭乗が難しい場合もあります。

Q. 腰椎変性側弯症は遺伝しますか?

腰椎と椎間板の関係には遺伝が影響していると言われていますが、変形性側弯症は普段の生活における背骨への負担が慢性的に繰り返された結果、徐々に変形していくものです。普段の生活における姿勢や動きが大きく影響すると考えられていますので、日常的な予防が大切となります。

Q. 腰椎変性側弯症になったらまず何に気を付ければよいのでしょうか?

腰椎変性側弯症と診断されたら、まずはそれ以上椎間板の変性や骨の変性が進まないように予防することが大切です。特に腰に負担をかける動作や作業が多いのであれば頻度を減らす、また医師のアドバイスをよく聞いて次に何をすれば良いのか判断を仰ぎましょう。

Q. 腰椎変性側弯症では神経性症状は出ますか?

基本的には腰や足、お尻の痛みが多いですが、脊柱管狭窄症を合併している場合は痺れを訴える方もいらっしゃいます。

Q. 腰椎変性側弯症と椎間板ヘルニアの違いはなんですか?

腰椎変性側弯症は椎間板変性によって正常な関節運動ができなくなり腰の骨が弯曲してしまった状態を指し、変形した椎間板の炎症による痛みや神経圧迫による痺れなどが生じます。椎間板ヘルニアは椎間板の中の髄核が外に飛び出て神経を圧迫し痛みや痺れが生じる場合を指します。このように病気の状態は異なりますが、どちらも椎間板変性が要因となっている点では共通しています。

Q. 腰椎変性側弯症が手術なしで完治することはあるのでしょうか?

曲がっている骨をまっすぐにするためには手術が必要となります。ただし背骨が曲がっていっることがイコール治さなければいけない状態とは限りません。側弯があっても症状が出ていないケースや現在の症状と直接関係のないケースがあります。まずは手術が必要な状態かどうか医療機関で医師とよく相談することをお勧め致します。

Q. 腰椎変性側弯症が治る薬はありますか?

薬は根本治療にはならないため完治することはありません。
ですが痛みを緩和するため、または血流を改善するための薬などが処方されることがあります。強い痛みに対しては痛み止めとして服用を進める場合もあります。また長い間、薬を服用されてきた患者様が突然薬を中止してしまうと別の痛みが生じ、副作用が起こる場合もあるので服用を継続したまま運動療法や治療を行うことで改善することもあります。

Q. 腰椎変性側弯症になったら仕事は続けられますか?

症状の重さにもよりますが続けることは可能です。
ただし、デスクワークが多い・重労働をしているといった仕事である場合、腰への負担が大きいのでなるべくそういった作業は控える必要があります。また、仕事環境を変えることが難しい場合は体質の改善・姿勢・筋力の改善を検討してみてください。それらの方法で改善されれば継続することを推奨します。改善がない場合は医療機関へ相談・診断を受けることをお勧めします。

Q. リハビリによって腰椎変性側弯症は良くなりますか?

現在出ている炎症による痛みの緩和やまっすぐに起こしにくい身体を患者様に合わせて起こすことは可能です。また、背骨の変形を伴っている腰椎変性側弯症自体を治すこと(側弯の角度を元に戻す)は難しいですが、重力に負けて傾いていた変性側弯症に関しては比較的まっすぐな脊柱に改善することは可能です。

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手術だけでは治らない腰痛の改善に、他職種の専門家が知見を集結 ILC先進腰痛特化型リハビリプログラム

クリニックでは医師・看護師の治療が主体ですが、こちらのプログラムでは治療後の生活の質を高めるために
必要なリハビリテーションを行える多職種の専門家が、それぞれの専門性を発揮してきめ細かいサポートを行っています。
生活習慣や体の使い方、食事、血流の改善に取り組む「アフターケア」を行うことで、
腰痛の再発防止にも繋がり、クリニックの治療も補完できると考えています。

人生100年時代、皆さんにお伝えしたいことは「諦めないで」ほしいということ。
もう歳だから・・・と諦めず、どこも痛まない、しびれない、
心も体も穏やかな人生を享受できるように、私たちが全力でサポートいたします

ILC×リハビリ
コラボレーションする
腰椎変性側弯症の治療

セルゲル法では椎間板自体の修復・再生を行うことができ、またその他日帰り椎間板治療も当院では行っていますが、腰痛の原因が椎間板だけでなく、筋肉・関節・靭帯などが影響している可能性があります。
当院ではリハビリ専門スタッフと連携して、筋肉・関節・靭帯などが影響している腰痛も一緒に治療をすることを推奨しています。

遠方の方や海外の患者様には短期集中プログラムも提供しております。

ILCの先進腰痛特化型リハビリの図解
ILCの先進腰痛特化型リハビリ 関節・筋肉・靭帯が原因となる腰痛疾患・症状を改善
針治療

ILCの腰痛特化型リハビリ 腰椎変性側弯症に対する当リハビリの考え方

針治療

腰椎の変形は、加齢的変化だけではなく、日常生活や仕事などの普段行っている不良姿勢により生じます。ストレスが発生している限り腰椎の変形の進行は抑えることは出来ません。
一度生じた変形はリハビリで元の状態に戻すことは困難ですが、変形の進行を抑えたり、疼痛を緩和させることは可能です。
当リハビリにおいて、変性腰痛症に対し、現在生じている疼痛などの症状の緩和、変形の進行の抑制を目的に介入を行っています。
疼痛の緩和は、腰に加わっているストレスを排除するための運動療法を行ったり、疼痛の要因となっている炎症の緩和させるための鍼灸治療を行っています。
炎症による疼痛が長期間に及んでいる場合は、酸化ストレスが高くなっていたり、栄養面などの体内の状態が悪くなっていることが多いので、食事療法などを行い、症状の改善を図っています。

正面から見た背骨、正常な荷重と歪んだ荷重
状態の評価

ILCの腰痛特化型リハビリ 腰椎変性側弯症への評価の方法について

状態の評価

腰椎変性側弯症の状態を把握するために、画像所見をもとに骨折部位/形状などの把握、ストレスが加わっている部位の把握などをドクターとのカンファレンスを行います。
これらの所見を参考にして、実際に身体をゆっくりと動かしながら、日常生活においてどの姿勢や動作が腰に負担を掛けているのかや、痛みなどの症状の増悪因子と緩和因子を評価します。
症状の増悪因子と緩和因子とは、増悪因子は、行ってはいけない身体の使い方のことを指し、緩和因子とは、その体の動かし方をすることで症状が緩和することを指します。
これらの因子を筋力・体の硬さなどと包括的に評価し、痛みの症状がなぜ出現しているのかを探っていきます。
必要に応じて、スパイナルマウスを用いて、姿勢の変化による椎体の状態を評価していきます。

食事のイメージ

ILCの腰痛特化型リハビリ 腰椎変性側弯症のリハビリ施術方法

食事のイメージ

腰椎変性側弯症の大きな施術方法として2つあります。

  1. 生活動作・習慣の観点からのリハビリ
    • 腰痛の増悪へとつながるような姿勢・動作の修正する為の運動療法
      →姿勢を正中に戻すことが良いわけではないため1人1人に適したプログラムの作成
    • 重力や体重に負けない姿勢を維持するためのインナーマッスル・抗重力筋の活性化
    • 疼痛緩和や筋・筋膜の滑走をよくするための鍼灸治療
  2. 食事指導

    腰椎変性側弯症が進行している状況下では、痛みが感じる神経に刺激をしやすい状態です。そのような状態では過剰なストレスに加え、活性酸素が過剰に生成させれます。
    活性酸素とは体内に取り込んだ酸素の一部が活性化した状態のことです。活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生はがんや心血管疾患など生活習慣病に大きく関わる物質です。体内に活性酸素が過剰に存在する状態を酸化ストレスといいます。
    活性酸素は酸化(サビ)や損傷を引き起こします。酸化ストレス値を正常値にコントロールするためには、抗酸化物質の補給が必要です。
    最近の研究では代表的な抗酸化物質であるビタミンA・C・Eよりも酵素の摂取の方が酸化ストレスを軽減すると証明されています。
    酸化ストレスにより、腰椎変性側弯症における腰痛や臀部痛が強くなるため、当施設では宿泊型リハビリを利用した治療食(玄米食や酵素ドリンクなど)もリハビリの一環として提供しております。

リハビリの治療

ILCの腰痛特化型リハビリ 腰椎変性側弯症のリハビリの治療期間について

リハビリの治療

腰椎分離症の治療期間は骨が完全に癒合する必要がある為、数か月から半年かかる場合が多いです。
治療が終了してもすぐには普段通りの生活ができるわけではなく、さらに安静期間が設けられる場合が多く、その間リハビリ加療が行われます。
リハビリは早期発見・早期治療の場合でも2~3か月程度かかる場合が多く、腰椎分離症の治療には多くの時間が必要になることがわかります。
しかし、腰椎分離症を早期発見できた場合の治療期間と安静期間の目安であるため、発見が遅れ腰椎分離症が進行していれば治癒には更に時間が掛かります。
腰椎分離すべり症に移行すると骨癒合が正常に行われない為、安定するのに時間を要すので、治療期間は分離症の時よりも長くなります。
また、症状が痛みだけではなく、痺れ・下肢痛などの神経症状が出現している場合は更に時間を要します。
セルゲル治療が終了してもすぐには普段通りの生活ができるわけではなく、状態によってはさらに安静期間が設けられる場合が多くなります。

arrow_circle_right 「OJウェルネスセンター」詳細はこちら
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