ILCの脊柱管狭窄症
に対する治療

椎間板の修復・再生治療「セルゲル法」
脊柱管狭窄症の先進的日帰り治療「フローレンス法」
日本で実施可能に!

手術が出来なかった方や、
手術後再発してしまった場合でも、
リスクが少ない日帰り治療が受けられます。

腰痛のイメージ

腰部脊柱管狭窄症の主な症状や原因、当院の手術方法について御案内します。手術については、方法、入院日数、保険適用の有無などを掲載しております。当院では、世界でも先進的なセルゲル法という治療を取り入れており、その特徴についても詳細を記載しております。
特に、手術をしないと治らないと言われた方、これまでに手術をしたが改善しない方、手術後に良くなったが再発してしまった方はぜひご一読ください。

脊柱管狭窄症とは?

脊柱管狭窄症のイメージ

背骨の中にある神経の通り道が狭くなった状態を指します。背骨は図にある様に大きく分けると、①骨②椎間板③神経の3つから出来ています。そして背骨の中心に位置する神経の通り道を脊柱管と呼びます。脊柱管狭窄症とは、図に示されている脊柱管が狭窄(きょうさく=狭くなる)することにより神経が圧迫される状態を指します。特に、脊柱管が腰の部分で狭くなる病気のことを「腰部脊柱管狭窄症」と言います。

「腰部脊柱管狭窄症」は腰椎が不安定なことが原因の場合、身体の動きで痛くなることが多いです。脊柱管狭窄症には、下図に示した通り①神経根型②馬尾型③混合型(神経根型と馬尾型のミックス)の3タイプがあります。神経根型は比較的治りやすく保存療法(薬やリハビリ等)の治療が多いです。馬尾型や混合型では外科的手術等をしなければ症状が改善しないケースが多い事が分かっています。

神経根型 イメージ
馬尾型 イメージ
混合型 イメージ

脊柱管狭窄症の主な症状

間欠性跛行の状態

脊柱管狭窄症は頚椎ないし腰椎に発症することが多い疾患です。頚椎に生じた場合には、手足のしびれや運動障害を自覚するようになります。例えば、お箸が使いにくい、字が書きにくい、ボタンが掛けにくいといった上肢の症状に加えて、歩きにくい、ふらつく、階段が上り下りしにくいなどの下肢の症状も出現します。

腰椎の脊柱管狭窄症では、腰から下のしびれや痛みが出現します。歩いているとお尻や足に痛みやしびれを感じ、休むと楽になる。それでまた歩くと再び痛くなるといった、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状がとても特徴的です。
また、腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。

脊柱管狭窄症の原因とは?

椎間板ヘルニア イメージ

椎間板の線維輪(せんいりん)に亀裂が入った状態

椎間板損傷 イメージ

椎間板が潰れ、骨が変形して神経が圧迫された状態

歩きにくい、太ももに痛みや痺れがでる、歩行中に痛みがでて休憩するとまた歩けるようになる、背筋を伸ばすと腰に痛みがでる、立ちっぱなしになると痛い、寝起きの立ち上げが辛い、脊柱管狭窄症が原因で歩行が困難、歩くと途中で休憩しなければ歩けないなど日常生活に支障をきたす症状が多く、神経からくる症状も出やすいことが特徴です。
神経を圧迫するこれらの症状にはいくつかの原因が考えられますが近年その原因が明らかになってきました。

最近の研究結果から「根本原因の一因に椎間板の損傷が関与している」という事が分かってきました。その理由を以下に説明していきます。
幼少期には慢性的な腰痛が出現しませんが、クッションである椎間板、骨、神経の損傷が無く、機能が正常であるからです。しかし、椎間板の加齢変化によって狭くなることや、背骨のずれ(すべり症など)や椎間板ヘルニアなどでも脊柱管が圧迫されて狭窄症になっていきます。早ければ16歳前後から腰の部分に最も負担がかかるため、椎間板に損傷(亀裂)が生じ始めます。そして損傷部分からクッション成分の源である髄核(ずいかく)が漏れだし、椎間板自体が減少しクッション機能が低下します。クッション機能が低下すると骨に負担がかかり、骨の変形が始まります。骨に変形が生じると、最終的に神経が存在する空間である脊柱管が狭くなり、神経を圧迫し始めます。つまり脊柱管狭窄症は、椎間板の損傷から始まる事が分かってきました。さらに、脊柱管狭窄症は「歩くと足がしびれ、少し休むと再び歩けるようになる」間欠性跛行(かんけつせいはこう)という病気を引き起こす原因になるため早めの治療をおすすめいたします。

椎間板ヘルニア イメージ

椎間板の線維輪(せんいりん)に亀裂が入った状態

椎間板損傷 イメージ

椎間板が潰れ、骨が変形して神経が圧迫された状態

なぜ再発が多いのか?

脊柱管狭窄症は、圧迫された椎間板(線維輪と呼ばれる層の部分)がひび割れることで中心成分が飛び出し、その飛び出した部分(椎間板ヘルニア)が脊柱管を狭くすることで起こります。
従来の手術法では、この飛び出した椎間板ヘルニアを切除し、不安定化している脊椎を固定することで症状を緩和させますが、椎間板のひび割れは修復できていないため、再度ヘルニアが発生する可能性があります。主な再発の原因はここにあり、完治が難しい病気と言われる所以です。
当院が採用するセルゲル法では椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。

従来の手術法

セルゲル法の治療イメージ セルゲル法の治療イメージ

脊柱管を圧迫している骨と椎間板の一部を切除することで脊柱管の圧迫は緩和するが、背骨が不安定になるため、人工の椎間板を入れて骨をボルトとロッドと呼ばれる金属製品で固定する。

セルゲル法

セルゲル法の治療イメージ セルゲル法の治療イメージ

当院では遠方からの患者様も多いため
当院の治療への適用について、事前に確認して頂く事も可能です。

患者様の症状について、
無料で画像相談を承ります!

当院の治療法について

当院の治療法は、セルゲル法・フローレンス法・ハイブリッドレーザー法・PODD法・PLDD法の5つがございます。

5つの治療法に異なる特徴やメリットがありますが、唯一「椎間板の修復」が可能な「セルゲル法」と、「狭窄を広げる」ことが可能な「フローレンス法」についてまずはご案内したいと思います。

  • 01

    フローレンス法

  • 02

    セルゲル法

フローレンス法とは

フローレンス法とは、欧州や南アメリカを中心にで導入されている先進的な脊柱管狭窄症の治療です。
脊柱管狭窄症とは、椎間板が変性して椎間板ヘルニアとなったり、脊椎が安定性を失って滑ったりして、脊柱管が狭くなり、神経を圧迫します。それで腰痛や下肢の痛みやしびれといった症状が発生して、歩きづらくなります。
脊柱管狭窄症は、日本脊椎脊髄病学会の脊椎手術調査報告によると、最も多い脊椎疾患です。※1
特に、50歳以上の方に多く、70歳以上の高齢者の2人に1人が罹患する可能性のある疾患をされています。※2

※1 参照元:野原裕他「日本脊椎脊髄病学会脊椎手術調査報告」『日本脊椎脊髄病学会雑誌』第15巻2号、2004年。
※2 参照元:山崎健「腰部脊柱管狭窄症診療戦略 腰部脊柱管狭窄症の疫学調査とQOL調査—地方都市における一般住民の有病率と健康関連QOL調査—」『Monthly Book Orthopaedics』第23号、2010年。

フローレンス治療の認定証
※ILC国際腰痛クリニックの医師が研修を受けて認定証を取得しております。

フローレンス法の治療方法

局所麻酔下で、X線透視装置を使用しながら、背中を1~2㎝程度切開し、治療する腰椎の棘突起の間に専用チューブを留置し、スペーサーを挿入します。
スペーサーの羽根を開けて狭くなった脊柱管を広げます。
身体の負担の少ない局所麻酔にて、傷跡も小さく、2~3時間ほど安静にして頂き、治療当日にご帰宅頂けます。

セルゲル法の治療箇所

フローレンス法の特徴

  • 短時間の施術で日帰りでの治療が可能
  • 局所麻酔で行われているため、身体への負担が小さい
  • 経皮的な施術のため、皮膚切開が小さく、筋肉の損傷もなく、骨を削ることもない
  • 椎間孔の高さを維持、椎間関節への負担を軽減することができる
  • スペーサーは全6サイズがあり、患者様の骨格に合わせた装置を挿入可能
  • 埋め込んだスペーサーを取り外すことも可能

Flow 治療の流れ

  • 受診のイラスト
    01 受診

    MRI・レントゲンの撮影を行い、その後医師の診断を行います。
    診断にてフローレンス法が適応する場合は治療は後日となるため、スタッフと日程についてご調整頂きます。

  • 治療前のイラスト
    02 治療前

    治療日は診察は済んでおりますので、受付後に直接患者様用の個室に移動して頂きます。
    お部屋で看護師によるバイタルチェック・補足説明後に術衣に着替えて頂いたら施術室に移動して頂きます。

  • 治療のイラスト
    03 治療

    施術室に入り、痛みの感覚をなくすための部分麻酔+鎮静を行います。
    X線透視装置を使用しながら背中を1~2cm程度切開し、治療する腰椎の棘突起の間に専用器具を留置します。
    透視装置で位置を確認しながらインプラントを挿入・固定し、傷口を縫合して完了となります。
    治療時間は1箇所で約30分となります。最大の2箇所でも1時間程度となります。

  • 帰宅のイラスト
    04 帰宅

    治療後2時間ほど個室で安静にし、治療後の診察を受けてご帰宅となります。
    ※帰宅時間は患者様の症状や状態によって異なります。

Price フローレンス法の
治療費用

治療箇所 1箇所 2箇所
治療費用 1,400,000 円
(税込1,540,000 円)
1,900,000 円
(税込2,090,000円)

※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※クレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いも可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

1. フローレンス法について

この治療で使用されるLobster棘突起間スペーサーは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器ですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。

2. Lobsterについて

Lobster棘突起間スペーサーは経皮的に挿入されるチタン製の医療機器です。ISO 5832-3及びASTM F136規格に準拠しています。

  1. Lobster棘突起間スペーサーの入手経路について
    当院で使用しているLobster棘突起間スペーサーはイタリアのDiametros Medical有限会社で製造されたものを当院で個人輸入しております。
    個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
  2. Lobster棘突起間スペーサーの国内の承認医薬品等の有無:国内において承認されている医療機器はX-STOPがありますが、2015年からメーカー(メドトロニック社)の方で販売中止となっています。
  3. Lobster棘突起間スペーサーの諸外国における安全性等に係る情報
    CEマーキングを取得しています。CEマーキングは、製品がすべてのEU指令や規則に定められる必須要求事項に適合したことを示します。
    欧州の医療機器指令93/42/EEC(MDD 93/42/EEC)に準拠しています。欧州医療機器規則 Regulation (EU) 2017/745 は EU における医療機器に対する要求を定めるものです。
  4. Lobster棘突起間スペーサーの副作用等について
    スペーサー挿入により、神経や硬膜など周辺組織の損傷の可能性があります。脊柱管拡大が不十分な場合は、間欠性跛行等の症状が再発する可能性があります。脱臼や棘突起骨折の可能性があります。その他、一時的な排尿障害、アレルギー反応などが発生する可能性があります。
  5. Lobster棘突起間スペーサーが使用できない対象者(禁忌について)
    スペーサーの成分や麻酔薬によるアレルギーがあることが知られている方、骨粗鬆症と診断されている方、重度の肥満のある方、うつ病、その他痛みの解釈が困難な状態にある方には使用できません。また、妊娠中の方には適応していません。

セルゲル法とは

セルゲル法とは、欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法となります。椎間板のボリュームが減少する事がなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残るので、椎間板を温存する事が可能です。最近の研究では治療後に椎間板の容積が増加していることも分かってきております※1。また、椎間板を修復し髄核の漏れが防がれることによって、椎間板自体が自身の再生能力によって元の正常な機能を回復すると考えられています※2。

※1 参照元:European Journal of Radiology 109 (2018) 101–107 , Efficacy of an ethyl alcohol gel in symptomatic disc herniation より
※2 参照元:インターナショナル・ジャーナル・オブ・スパイン・サージェリー第15巻付録1 椎間板変性症の再生治療より

認定証
※医療機関が「セルゲル法」を行うにはこのような認定証が必要になります。

セルゲル法の治療における世界的第一人者であるJ. Theron医師の研究論文「Percutaneous Treatment of Lumbar Interverteral Disk Hernias With Radiopaque Gelified Ethanol - A preliminary study」より、セルゲル法の実際の治療結果について一部引用しご紹介致します。

原文:Very good or good results were obtained in 202 (91.4%) of the 221 patients in group A. Of the 44 patients in group B, 37 patients (84%) presented very good or good results and in 9 (82%) of the 11 patients of group C, we obtained similar results. There was no allergic complication in any of our patients. Long-term follow-up magnetic resonance showed a dramatic reduction in hernia volume. 和訳:A群の患者221例中202例(91.4%)で非常に良いまたは良い結果が得られた。B群の患者44名のうち37名(84%)がvery goodまたはgoodの結果を示し,C群の患者11名のうち9名(82%)が同様の結果を示した。アレルギー性の合併症は見られなかった。長期経過のMRIでは、ヘルニア体積の劇的な減少が確認された。

セルゲル法の治療方法について

  • 01 治療箇所の確認

    X線透過装置を使用しながら、治療箇所の確認をおこないます。

    炎症で痛みが発生
  • 02 椎間板への穿刺

    局所麻酔をおこなった後、X線透過装置を使用しながら0.8mmの針を椎間板内に挿入します。

    椎間板に針を挿入
  • 03 ジェルの注入

    0.8mmの針を挿入後、椎間板内にインプラント化するジェルを注入します。

    インプラント化するジェルを注入
  • 04 椎間板周囲に鎮痛薬注入

    インプラント化するジェルを注入後、椎間板の周りに炎症を抑えるオゾンと鎮痛薬を入れていきます。

特徴とメリット

  • 外科的治療やレーザー治療では不可能であった椎間板の修復が可能
  • 椎間板が修復されることで、椎間板自体が自身の再生能力によって回復する
  • セルゲル法では「局所麻酔」で行うため、身体への負担が小さい
  • 治療は細い針で行うため、傷が極小で回復も早い
  • 治療は非常に短時間で終了するため、日帰りでの治療が可能
  • 世界54ヶ国以上で導入されている安心かつ実績のある先進的な腰痛治療法

Flow 治療の流れ

  • 受診のイラスト
    01 受診

    MRI・レントゲンの撮影を行い、その後医師の診断を行います。
    診断にてセルゲル法が適応する場合はその日の午後から治療を行う事が可能です。

  • 治療前のイラスト
    02 治療前

    施術室に入り腰に局所麻酔を行い、検査で確認した腰椎の椎間板に針を挿入。
    造影検査で椎間板の損傷箇所を確認します。

  • 治療のイラスト
    03 治療

    透視装置で椎間板の位置を確認しながら損傷箇所に薬剤を投与。薬剤が浸透したところで針を抜き止血します。

  • 帰宅のイラスト
    04 帰宅

    治療後1時間ほど個室で安静にし、治療後の診察を受けてご帰宅となります。
    ※帰宅時間は患者様の症状や状態によって異なります。

Price セルゲル法の治療費用

治療箇所 1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所
治療費用 1,200,000円
(税込1,320,000円)
1,300,000円
(税込1,430,000円)
1,400,000円
(税込1,540,000円)
1,500,000円
(税込1,650,000円)
1,600,000円
(税込1,760,000円)

※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。

1. セルゲル法について

この治療で使用されるDiscogelは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器ですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。

2. Discogelについて

  1. Discogelの入手経路について当院で使用しているDiscogelはフランスのGelscom社で製造されたものを当院で個人輸入しております。
    個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
  2. Discogelの国内の承認医薬品等の有無:国内においては承認されている医療機器はありません。
  3. Discogelの諸外国における安全性等に係る情報
    CEマーキングを取得しています(認証年月日:2007年10月5日)。CEマーキングは、製品がすべての関連する欧州医療機器規則(MDR)の安全性及び性能に関する一般要求事項(GSPR)を満たしていることを医療機器製造業者が主張するものであり、欧州連合内において機器を上市するために必要な法的要求事項です。
    欧州医療機器規則(MDR: Medical Device Regulation)に準拠しています。欧州医療機器規則 Regulation (EU) 2017/745 は EU における医療機器に対する要求を定めるものです。
  4. Discogelの副作用等について
    治療で使用する局所麻酔のお薬が注射針に沿って拡散し、一時的なしびれなどを引き起こす可能性があります。治療後1週間前後で一時的に痛みが発生する可能性があります。理論的には、治療時にDiscoGelが神経根に接触すると一過性の火傷のような感じをもたらす可能性があります。神経痛を伴う一時的な放射状の刺激が治療直後に現れる可能性があります。可能性は非常に低いですが、治療後に椎間板の容積が大きく減少した場合には腰痛が悪化する可能性があります。その他、咽頭痛、一時的な排尿障害、アレルギー反応、椎間板炎が発生する可能性があります。
  5. Discogelが使用できない対象者(禁忌について)
    構成成分に対するアレルギーがあることが知られている方、重度のうつ病、その他痛みの解釈が困難な状態にある方には使用できません。また、妊娠中の方には適応していません。

FAQ 当院の治療法と脊柱管狭窄症に関するQ&A

  • 01

    フローレンス法

  • 02

    セルゲル法

Q
フローレンス法と外科的手術との再発率の違いについて
A
脊柱管狭窄症に対する外科的手術は、椎弓切除術や脊椎固定術が一般的ですが、術後10年以内は重度の腰痛が再発したり、長距離を歩けなくなったり、再手術が必要となると報告されています。その原因は外科的手術で靭帯や筋肉など周辺の組織の損傷やスクリューによる新たな骨の損傷などのリスクが高いからです。そのため、外科的手術後には症状の再発率が高いです。
他方、フローレンス治療はリスクの少ない局所麻酔で行われ、また皮膚の切開が1~2㎝程度で済み経皮的な施術であるため、靭帯や筋肉などの損傷がなく再発率も極めて低いです。
Q
治療箇所はどのように決定するのですか?
A
MRIとレントゲンの画像を見ながら30分ほどじっくりと時間をかけて医師が問診を行い、患者様に発生している状態の原因を突き止め治療箇所を決定し、対応する治療方法について患者様に説明を致します。MRIの画像では腰痛の要因として主に関連している[椎間板・神経・靭帯・関節部分]について[形状変化・神経への圧迫の状態・損傷の有無・炎症の有無]などを確認することができます。レントゲンの画像では主に骨の状態を確認することができます。
Q
フローレンス法とセルゲル法を併用することができますか?
A
この二つの治療は同時に行うことも可能です。セルゲル法の治療後にフローレンス法を行うことも問題ありません。
Q
治療後に一時的に症状が悪化する場合がありますか?
A
いいえ、治療後の症状悪化はありません。症例によりますが、治療後すぐに下肢の感覚異常が改善した場合もあります。腰痛に関しては、治療後に鎮痛薬の服用が必要な場合があります。
Q
治療後はどのレベルの運動まで行うことができますか?
A
一般の方の趣味の運動やスポーツであれば問題なく可能になります。
Q
治療後に気をつけることについて教えて下さい
A
術後は、重い物を持ち上げる、体をひねる・曲げる・ 前屈みになる激しい運動は避けるようにしてください。2週間目には軽い運動が可能になります。ウェイトトレーニングは3ヵ月後から可能となります。
Q
保険は適用されますか?
A
いいえ、保険適応ではありません。生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。
Q
手術後はどのくらいの時間・期間で歩くことができますか?
A
日帰りでの治療のため術後2~3時間程で歩いてご帰宅いただけます。
Q
手術までの通院は何回必要ですか?
A
手術日の前に診察が1回必要となります。初回診察時に画像を一緒にみながら現在の状態を確認し、どの治療法が良いかを判断しフローレンス法が最適である場合には、手術は別の日に予約を取って頂く形となります。
Q
手術後、移動手段に制限はありますか?
A
治療後3日間は公共交通機関の利用を控えた方が良いです。3日目以降は、同伴者がいる場合に限り、電車や飛行機の利用が可能です。
Q
セルゲル法と外科的手術との再発率の違いについて
A
1960年代より始まった外科的手術は、変形した骨やヘルニアなどの組織を切除し、時に固定する事を目的としていますが、スクリューによる新たな骨の損傷や根本的な治療(椎間板線維輪の修復)を行っていないため、新たな腰痛の出現と再発率が問題でした。
その為1980年代に根本的な治療を行う必要性が高まり、当院でも行っている椎間板治療が始まりました。そして、現在では様々な治療法が開発されており、特に当院で採用しているセルゲル法は椎間板の修復効果を認めており、症状の改善だけでなく、再発率が極めて低くなっています。セルゲル法の治療で使用する製品のメーカー調べでは、同じ椎間板に再度セルゲル法での治療が必要となったケースは製品販売開始から約15年間、数万件の症例において一度もありません。
Q
治療箇所はどのように決定するのですか?
A
MRIとレントゲンの画像を見ながら30分ほどじっくりと時間をかけて医師が問診を行い、患者様に発生している状態の原因を突き止め治療箇所を決定し、対応する治療方法について患者様に説明を致します。MRIの画像では腰痛の要因として主に関連している[椎間板・神経・靭帯・関節部分]について[形状変化・神経への圧迫の状態・損傷の有無・炎症の有無]などを確認することができます。レントゲンの画像では主に骨の状態を確認することができます。
Q
治療後に一時的に腰痛が悪化する場合があるとのことですが、どの程度続きますか?
A
腰痛が出現する理由は縮んでいた脊椎の靭帯が伸ばされるためであり、腰痛が持続する期間は2週間程度で以後腰痛は消失します。
Q
治療後はどのレベルの運動まで行うことができますか?
A
一般の方の趣味の運動やスポーツであれば問題なく可能です。プロのスポーツ選手に関しては新たな椎間板の損傷が生じる可能性が高いため、医師と相談しながら検討してゆきます。
Q
治療後に気をつけることについて教えて下さい
A
術後数日間は安静にし、長時間の座位、重い物を持ち上げる、体をひねる・曲げる・ 前屈みになる、激しい運動は避けるようにしてください。術後1週間後には、日常的な作業ができるになります。2週間目には軽い運動が可能になります。ウェイトトレーニングは3ヵ月後から可能となります。
Q
保険は適用されますか?
A
いいえ、保険適応ではありません。生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。
Q
手術後はどのくらいの時間・期間で歩くことができますか?
A
日帰りでの治療のため術後1時間程で歩いてご帰宅いただけます
Q
手術までの通院は何回必要ですか?
A
当院の治療の場合、診断後その日の内に治療を受ける事が可能です。診断のみをご希望され、後日治療だけお越しいただくこともあります。
Q
手術後、飛行機には乗れますか?
A
術後何も問題がなければ、飛行機にお乗りいただくことができます。万が一、術後に痛みがある場合には医師の判断によりご搭乗が難しい場合もあります。
Q
脊柱管狭窄症で手術が必要な場合はどのような症状がでるときでしょうか?
A
歩行障害や排尿障害といった日常生活に支障がある場合や、痛み・痺れが強く我慢できない場合に手術を選択することがあります。
Q
脊柱管狭窄症と診断されたのですが、手術は必ず受けなければならないですか?
手術せず放っておいても自然治癒することはありますか?
A
自然に回復することは難しいと思われます。また手術は治療を行う上での一つの手段になりますので、主治医の意見を聞き最善の治療方法を相談することが一番大切です。手術ではなく、運動療法や薬物療法を選択する場合もあります。
Q
脊柱管狭窄症は手術を受けなければ将来歩けなくなりますか?
A
患者様の症状や状態にもよりますが症状がひどい場合、歩けなくなることもあります。
Q
脊柱管狭窄症を治すには他にどのような治療方法がありますか?
A
外科的手術になります。脊椎固定術や内視鏡の手術で骨や椎間板を削り、骨を固定させる事で腰を安定させる治療法です。
Q
保存的治療では脊柱管狭窄症は完治するのでしょうか?
A
完治することはありません。痛みや痺れを緩和させる目的のため根本治療にはならないです。唯一セルゲル法は原因となっている椎間板を修復することができる治療のため根本的に痛みを改善することが期待されています。
Q
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いは何でしょうか?
A
椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の違いを説明すると椎間板ヘルニアは椎間板が神経を圧迫することを指し、脊柱管狭窄症は脊柱管が狭くなることを指します。椎間板ヘルニアが進行し、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなると脊柱管狭窄症となります。
Q
脊柱管狭窄症と診断され脊椎固定術を受けましたが痛みが取れません。セルゲル法で治療することはできますか?
A
お体の状態を診断してからになりますが脊椎固定術後でも治療が可能です。
まずは当院までお気軽にご相談ください。
Q
脊柱管狭窄症と診断されましたが、手術以外の治療方法はありますでしょうか?
A
手術の他には薬物療法・温熱療法・理学療法(リハビリ等)の治療方法があります。またこれらの方法以外にILC国際腰痛クリニックでは切開をせずに針を使った日帰りの椎間板治療が可能です。セルゲル法をはじめとする体への負担が少ない椎間板治療は外科的手術の代替治療としてご提案しています。
Q
腰椎すべり症と腰部脊柱管狭窄症の違いはなんでしょうか?
A
腰椎すべり症は椎間板の変形によって椎間板の形を維持できず、前にすべり、後ろの神経を圧迫して痛みが生じることを言います。
脊柱管狭窄症は背骨自体の変形と不安定症から神経周辺に炎症が生じ神経後ろ及び側面から神経の通り道である脊柱管を圧迫することを言います。

ILC×リハビリでコラボレーションする脊柱管狭窄症の治療

セルゲル法では椎間板自体の修復・再生を行うことができ、またその他日帰り椎間板治療も当院では行っていますが、腰痛の原因が椎間板だけでなく、筋肉・関節・靭帯などが影響している可能性があります。当院ではリハビリ専門スタッフと連携して、筋肉・関節・靭帯などが影響している腰痛も一緒に治療をすることを推奨しています。
尚、遠方の方や海外の患者様には短期集中プログラム提供しております。

  • ILC国際腰痛クリニックで治療

    日帰り椎間板治療

    神経原因となる腰痛疾患・症状改善

    椎間板の治療箇所
  • ILCの先進リハビリプログラム

    腰痛特化型リハビリ

    関節・筋肉・靭帯原因となる腰痛疾患・症状改善

    腰痛特化型リハビリの治療箇所
  • 01

    ILCの腰痛特化型リハビリ

    脊柱管狭窄症に対する当リハビリの考え方

    脊柱管狭窄症の症状が出る要因として、物理的な刺激により発生した炎症が神経の痛みを感じる部分に波及することが考えられています。
    この物理的な刺激とは、椎間板変性に伴う髄核の突出によるものや、異常な姿勢や動作により生じたストレスなどです。
    椎間板変性に対してはセルゲル法による修復が必要となります。一方で、異常な姿勢や動作によるストレスにより発生した炎症に対してはリハビリが必要となります。
    当リハビリではこのような炎症に対して、物理的刺激を緩和させるための運動療法と炎症を早期に緩和させるための体質改善を目的とした食事療法が必要と考えています。

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    ILCの腰痛特化型リハビリ

    脊柱管狭窄症への評価の方法について

    予め画像所見を評価することで、画像と姿勢・動作の因果関係をより明確にすることが出来るので、画像所見とドクターの診察所見を元に、どの部分にどのような狭窄が発生してるのかを確認をします。
    これらの所見を参考にして、実際に身体をゆっくりと動かしながら、日常生活における姿勢や動作における症状の増悪因子と緩和因子を評価します。
    症状の増悪因子と緩和因子とは、増悪因子は、行ってはいけない身体の使い方のことを指し、緩和因子とは、その体の動かし方をすることで症状が緩和することを指します。
    これらの因子を筋力・体の硬さなどと包括的に評価し、症状の本質を探っていきます。
    また、炎症は体質との関係性が非常に深いので、体質により炎症を強めていないかを問診や体内の酸化ストレス度の評価も行います。

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    ILCの腰痛特化型リハビリ

    脊柱管狭窄症のリハビリ施術方法

    脊柱管狭窄症の施術には大きく分けて3つあります。

    1. 物理療法

      脊柱管狭窄症の原因となっている症状の緩和目的で行います。

      • 除圧(神経の圧迫を減らす)
        1. インナーマッスル活性化 → 特に腹横筋と多裂筋の同時収縮による腹腔内圧の上昇と腰椎椎間の腰椎支持性向上を獲得します。
        2. 背筋群の過剰な収縮による腰椎前弯の場合 → 背筋群のストレッチ、四つ這いリハビリを行います。
        3. 腹直筋・腹斜筋のトレーニング → 腹部深部筋と連動し腹腔内圧上昇の支えとなります。
      • 鍼治療による血流阻血改善、一時的な除痛による生理的回復力増加
    2. 姿勢・動作改善

      異常な姿勢や動作による炎症を予防する目的で行います。

      • 反り腰などの異常姿勢に関連する筋肉や関節の正常化
      • 鍼治療による血流阻血改善、一時的な除痛による生理的回復力増加
      • 胸郭の可動域獲得と臀筋群の柔軟性獲得
    3. 食事改善

      症状に合わせた食事指導を行います。1例です。

      • 血流改善、ストレス緩和のために抗酸化食品と青背の魚の摂取
      • 脳や神経の細胞膜の保護と崩れない骨を作るため、良質な「 油 」の摂取

    このように人間本来の構造も踏まえ、生活の中で原因になっている部分を取り除いていきます。ストレスの無い生活を送っていただくためのリハビリをご用意しております。

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    ILCの腰痛特化型リハビリ

    脊柱管狭窄症のリハビリの治療期間について

    脊柱管狭窄症の治療期間は患者さんの症状・狭窄度合いによって異なります
    狭窄によって損傷した神経の回復には時間を要すため、半年から1年間は様子を見る必要があります。
    一般的に馬尾神経が圧迫された軽快に向かいにくく症状も強く残る確率が高いです。神経根の圧迫の場合はリハビリにて比較的痛みが治まりやすい傾向です。
    脊柱管狭窄症に関しては早期発見・早期治療が予後良好と言われています。従って、生活に対して少しでも違和感が出てきたタイミングで病院にて診察されることをお勧めします。

当院は治療効果100%を目指し、先進的な医療技術を取り入れつつ患者様ひとりひとりのお悩みに寄り添い、30分以上じっくりと時間をかけて「適切な診断」と「適切な治療法のご提案」をできるよう丁寧かつ入念に診察を行っております。
今抱えている痛みやしびれを軽減したりなくす方法がきっとありますので、諦める前にお気軽に当院までお電話を頂ければと思います。

院長:簑輪 忠明

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