治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.4】椎間板ヘルニアによる激しい痛みが治療後1か月で改善された患者様

患者様

40代 女性

9月治療 治療から5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(4/5,5/Sの椎間板)に、椎間板ヘルニアの所見が出ていました。

左下肢にのみ痛みが出現。少し歩くと痛みが出る状態。

治療は4/5,5/Sの椎間板2箇所、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前9700
治療から1週間後8600
治療から1か月後2200
治療から3か月後0200

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、何の変化もなく歩くことが困難な状態。

1か月経過時、徐々に良くなってきているが背中の痛みが取れない。

3か月経過時、とても良くなっており日常生活も送れるようになりました。たまに荷物を持っている時に痛みが出る。

診察時に、気長に待ちましょうとよくお話せてもらっていますが、セルゲル法は時間を掛けて椎間板を修復していく治療になります。

今回の症例のように1週間の短期間では良い効果は出ないことの方が多いです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹