治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

本日の治療症例紹介 CASE-No.135|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

schedule

カテゴリー: category

患者様

 60代  女性

これまでの患者様の経過について

 長年デスクワークをしていた。

 3~4年前にすべり症と診断。

 内服と湿布で症状改善し、1年前ぐらいまで内服も湿布もせず経過。

 1年ほど前から200~300mの歩行で歩行時の疼痛増強。

 他院受診するも保存的加療。

 症状改善目的で来院。

治療前の症状について

 歩行時に左側の腰痛、臀部痛、下肢痛。

 しびれはなし。

 寝返り動作:容易

 立ち上がり動作:容易

 洗顔動作:容易

 中腰姿勢、立位の持続:容易

 長時間座位:容易

 重量物の挙上・保持:やや困難

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い3302

 まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

 主な症状部分:左腰部~下肢

 前屈:問題なし

 後屈:少し痛み

 ラセーグ徴候:なし

 腰部圧痛点:なし

 咳・くしゃみ:響かない

画像及び所見について

  • L2/3 – 椎間板変性、膨隆
  • L3/4、4/5 – 椎間板変性、膨隆、脊柱管狭窄、変性すべり

 以上のことが画像上認められました。

 L2/3、3/4、4/5の椎間板所見による脊柱管の圧排が、症状の原因の可能性が高い。

治療について

 患者様と相談の元、L2/3、3/4、4/5にセルゲル法を施行

 治療は小原医師が行いました。

 治療は50分程度で終了

 回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

 今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

 セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

 ※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損  傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

 更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

上戻る