腰痛の原因がわからないあなたへ。専門医に相談するタイミング
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腰痛持ちでは、どこに行っても原因がわからないと悩む方もいています。
今回は、腰痛の原因と、当院の診断プロセスに関して解説します。

腰痛の原因
座り姿勢、寝方、荷物の持ち方などの日常生活での動作により、腰への負担が大きくなる場合があります。腰椎に負担がかかり続けると、椎間板などが変性していきます。
椎間板の変性が続くと、椎間板ヘルニアになったりして、関節等の変形も始まり、脊柱管狭窄症となってしまいます。60代以上の方の場合は、脊柱管狭窄症(=脊柱管が狭くなった状態)が腰痛の原因として多いです。
また、運動習慣がないと、筋力低下にもつながり、腰痛の原因になります。
特に背骨や骨盤を支える筋肉などが硬くなると、腰椎や骨盤にゆがみが生じることもあり、腰痛が悪化してしまいます。
特異的腰痛と非特異的腰痛
腰痛には、特異的腰痛と非特異的腰痛があります。
特異的腰痛は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など原因が特定できるものであり、MRIなどの画像検査で原因を特定できる腰痛です。
非特異的腰痛は、MRIなどの画像検査では判別が難しい腰痛です。腰痛の約85%は非特異的腰痛だとされています。
腰痛で専門医に相談すべきタイミング
腰痛診療ガイドラインでは、以下の症状が危険信号(レッドフラッグ)とされており、このような症状があると医療機関の受診が勧められています。
・発症年齢20歳未満または55歳以上
・時間や活動性に関係のない腰痛
・胸部痛
・癌、ステロイド治療、HIV感染の既往
・栄養不良
・体重減少
・広範囲に及ぶ神経症状
・構築性脊柱変形
・発熱(*1)
腰痛に加えて神経症状(臀部から太もも、ふくらはぎにかけての強い痛みやしびれ、歩行困難、排尿・排便の障害など)がある場合、また腰痛が2週間以上経過しても改善が見られない場合、痛みが増悪していっている場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
*1 参照元:日本整形外科学会診療ガイドライン委員会・腰痛診療ガイドライン策定委員会編集『腰痛診療ガイドライン2019』、南江堂、2020年。
当院の診断
当院では、MRIなどの画像診断に加えて、腰の痛み、痺れ、歩きにくさなど患者様の症状をヒアリングし、一人ひとりの生活背景まで深く掘り下げていき、腰痛を多角的に分析しています。
レントゲン・MRIの画像診断
レントゲンの画像では主に骨の状態を確認することができます。軟骨である椎間板はレントゲンに写らないため、椎間板ヘルニアなどをそれだけで診断するのが不可能です。しかし、腰痛の原因となるヘルニア以外の病気がないか確認するにはレントゲンが不可欠です。
MRI検査は椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症等を診断するために必須です。MRI画像では腰痛の要因に関連している椎間板・神経・靭帯・関節部分の変形、神経への圧迫の状態、損傷の有無、炎症の有無などを確認されます。

診察での検査
画像検査に加えて、診察にて身体の検査を行います。患者に前屈や後屈していただいたりして、症状の出現を確認することで、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを判断できます。
また、下肢伸展挙上試験(SLRテスト)、大腿神経伸展試験(FNSテスト)で患者さんの足を持ち上げたりして、足の痛みを確認します。

その他の検査
当院では、超音波診断装置や神経伝導検査などを組み合わせることもあり、このような微細な問題を特定し、痛みの根本原因を明らかにします。
慢性的なストレスや不安、過去のつらい経験などが重なると、脳は痛みを司る部分が過敏になってしまいます。その結果、身体的な問題が解決した後も、脳が勝手に「痛み信号」を出し続けてしまうことがあります。少しの刺激でも強い痛みとして感じたり、本来痛みを感じないはずの状況でも痛みを感じたりします。
当院では、この「脳からのサイン」を見つけるために、MRIなどの検査で身体に明らかな原因がないことを確認した上で、詳細な問診や心理的評価を行います。これにより、痛みの原因が身体的なものなのか、それとも脳の過剰な働きによるものなのかを総合的に判断します。
このようにして、画像で見える腰痛の原因と、画像だけでは見えない腰痛の原因を明らかにし、患者様一人ひとりにあった治療提案をしております。
当院の治療
当院は、椎間板の損傷が原因である腰痛の治療を行っております。
当院のセルゲル法では、椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残りますので、椎間板が温存されることが特徴です。
また、当院と連携するOJウェルネスセンターにて東洋医学・アーユルヴェーダ医学のアプローチも取りいれて、普段の良くない姿勢などを修正しながら、様々な腰痛、幅広い年齢層の腰痛に対応しております。
腰痛でお悩みの方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。
監修医師情報
簑輪 忠明
理事長 兼 ILC国際腰痛クリニック 東京院 院長

所属学会・資格
- 日本腰痛学会
- 日本内視鏡外科学会
- 日本医師会認定産業医
- セルゲル法 認定医
- フローレンス法 認定医
- Qフローレンス法 認定医
- オゾン治療 認定医