PODD法
経皮的オゾン椎間板減圧術
Percutaneous Ozone Disc Decompression PODD法とは?
経皮的オゾン椎間板減圧術
PODD法とは、0.8mmの針(穿刺針)を用いて椎間板髄核内にオゾンを注入し、椎間板炎による腰痛や椎間板ヘルニア及び脊柱管狭窄症による神経痛を改善させる方法です。オゾンによる抗炎症効果の詳細は解明されているわけではありませんが、体内を活性化させることで、あえて強い免疫応答を生じさせ生じている炎症を短時間で終了させると考えられています。
オゾン自体は椎間板内にのみ注入しますが、適応疾患は椎間板ヘルニアにとどまらず脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄にも効果があります。その理由として椎間板内に注入したオゾンが、損傷した椎間板を通過して周囲の組織に浸潤するためと考えられています。
PODD法(経皮的オゾン椎間板減圧術)の方法
局所麻酔下でX線透視装置を使用しながら、0.8㎜の針(穿刺針)を椎間板に留置します。その後病変の状態に合わせて オゾンを椎間板内に注入します。X線透視下でオゾンが椎間板内外に浸潤する事を確認し終了となります。
対応疾患と症状
遺伝的要因や加齢、日常生活の負担による椎間板の老化が主な原因となります。本来、椎間板の中の髄核は水分で満たされていますが、加齢や日常生活での負担とともに椎間板の線維輪に亀裂が入る事で、髄核が線維輪から漏れ出し、水分が無くなることで、薄くなり潰れた状態になります。特に、日常生活で重たい物を持ち上げたり、激しいスポーツを行うことが椎間板を痛める原因になります。レントゲンやMRIでも椎間板が黒く写り、潰れた状態が確認できます。
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対応している
病気・症状の名称- 椎間板ヘルニア
- 椎間板変性症
- 脊柱管狭窄症
- すべり症
- 分離症・分離すべり症
- 坐骨神経痛
- 変形性腰椎症
- 腰椎不安定症
- 腰椎変性側弯症
- 椎間関節症
- 筋・筋膜性腰痛症
- 仙腸関節症
- 腰椎圧迫骨折
- 間欠性跛行
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対応している
身体の現象・症状など- 椎間板がつぶれている
- 椎間板がMRIで黒く映っている
- 椎間板の水分が減ってしまっている
- 背骨が変形している
- 腰やお尻が痛い
- 足が痛い
- 腰やお尻がしびれる、しびれによる痛みがある
- 足がしびれる、しびれによる痛みがある
- 片足だけに痛みやしびれがある
- 痛みで長時間立っていられない
- 痛みで長時間座れない
- 長い距離を歩くこと ができない
※診察を行った上で、これらの病気・症状に当院の治療が適していると判断した場合のみ治療を行います。
このようなお悩みの方が対象
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1
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症と診断された
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2
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症が原因で慢性的な腰痛に悩まされている
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3
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症の手術を検討しているが手術をしたくない
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4
椎間板ヘルニアの手術をしたが改善しない(再発した)
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5
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症の手術が怖い
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6
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・椎間板変性症の手術で入院をしたくない
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7
体への負担が少ない椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間板変性症の治療を望んでいる
※ご高齢の方(80歳以上の方)も治療が可能です
Merit PODD法を行うメリット
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傷口が小さく残りにくい
治療は1.0mmの細い針で行いますので、傷跡が小さく残りにくいです。
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負担が少ない
日帰り治療PLDDより更に低侵襲(体の負担が少ない)な治療。治療時間15分程度で、治療後約60分は安静が必要となります。約90分前後ご帰宅できます。
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治療の通院やリハビリの
必要がない遠方の方でも治療後の通院やリハビリの必要がないため、日常生活や職場復帰も容易です。
PODD法の治療方法について
PODDはPercutaneous OzoneDisc Decompression(経皮的オゾン椎間板減圧術)の略で、背中からX線透視下により椎間板内に0.8mmの針(穿刺針)を刺し、刺した針の先端からオゾンを注入する治療になります。
突出している椎間板(髄核)にオゾンを注入することで、突出している髄核がオゾン酸化により縮小する事で痛みの根本的な部分を取り除くという治療になります。
また、PODD治療はPLDD治療、ハイブリッドレーザー治療などが適応されない場合でも治療を受ける事が可能です。
PODD治療は外科的な手術やPLDD治療、ハイブリッドレーザー治療と比べて負担が少なく、外科的手術に至らない軽度~中度のヘルニアに対して有効な治療法の一つです。
また、オゾンは抗炎症作用もありますので、炎症での痛みに対しても有効な治療になります。
当院では、椎間板ヘルニアによる症状や様態に合わせて、PLDD治療、PODD治療、ハイブリッドレーザー治療、セルゲル治療といった治療のラインナップがありますので、PODD治療による効果が高いと判断される場合に限りPODD治療を施術させて頂いております。
PODD法は椎間板ヘルニアでも特に内圧が高く、特に靱帯から脱出していない軽度~中度のヘルニアに対して有効です。脱出型や遊離型に対してセルゲル法が有効な治療法になります。
刺した針の先端よりオゾンを注入します。
効果としてオゾン酸化により椎間板ヘルニアの容量が縮小し、神経への圧迫が軽減されます。
治療時間・副作用について
- 治療
時間 - 15分程度
治療後約60分は安静が必要となり、帰宅までには約90分前後必要となります。軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヶ月程度見合わせる必要があります。
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問題点について
問題点として、再発率が従来の外科的手術と同等に 高い事があげられます。その理由は、セルゲル法の様に椎間板損傷を改善させることができないためです。
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副作用について
神経損傷は自験例でも論文でも報告はありません。ただし局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。
Flow PODD法の治療の流れ
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1.お問い合わせ
当院は完全予約制ですので、必ずお電話による予約の上ご来院下さい。
※当日治療をご希望の場合は事前に電話でご相談下さい。
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2.MRI撮影
東京院の場合:
お問い合わせ時の電話で決定した予約日時に、当院が提携しているクリニックにてMRI撮影をして頂きます。画像が入ったCD-ROMを受診当日に当院受付にてお渡しください。また、他院で撮影されたMRIの画像をお持ちの場合はお問い合わせ時にご相談ください大阪院の場合:
お問い合わせ時の電話で決定した予約日時に当院にてMRI撮影をして頂きます。 -
3.受診
東京院の場合:
健康保険証、各種医療証、画像データなどをご用意の上、受付へお越しください。問診後、レントゲンによる画像撮影を行います。検査の所要時間は約5分程度です。検査終了後、医師による診察を30分ほどかけてじっくりと行い、患者さま一人一人にあった最適な治療プランについて検討しご提案を致します。大阪院の場合:
MRI・レントゲン検査終了後、医師による診察を30分ほどかけてじっくりと行い、患者様一人ひとりにあった最適な治療プランについて検討しご提案を致します。 -
4.治療
当日治療をご希望の患者様は午前の検査・診察後、午後から治療をさせて頂く事も可能です。治療時間は各治療により異なりますが局所麻酔を行い1箇所あたり10分~30分程度の治療になります。
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5.ご帰宅
治療後に回復室をご用意しておりますので、約1~2時間程(フローレンス法は2~3時間程)安静にして頂き、医師の診察後、ご帰宅となります。
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6.アフターフォロー
アフターフォローで定期的にご連絡させていただきます。またご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください。
Price PODD法の治療費用
治療箇所 | 1箇所 | 2箇所 | 3箇所 | 4箇所 | 5箇所 |
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治療費用 | 300,000円 (税込330,000円) |
350,000円 (税込385,000円) |
400,000円 (税込440,000円) |
450,000円 (税込495,000円) |
500,000円 (税込550,000円) |
※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。
1. PODD法について
この治療で使用されるオゾン発生機は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器ですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
2. オゾン発生機について
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オゾン発生機の入手経路について当院で使用しているオゾン発生機はドイツのKastner-Praxisbedarf GmbH社で製造されたものを当院で個人輸入しております。
個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html - 本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
- オゾン発生機の諸外国における安全性等に係る情報
本治療に使用するオゾン発生機、その専用器具は、EU内における医療機器として認証されたものです(認証年月日:1993年6月14日)。
当院のその他の治療法
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セルゲル法
2010年頃から始まり欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法。幅広く腰痛の病気・症状に対応している治療法です
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フローレンス治療
欧州や南アメリカを中心にで導入されている先進的な脊柱管狭窄症の治療です。局所麻酔で経皮的にスペーサーを挿入して、狭くなった脊柱管を広げます。治療後は取り外しなども可能です。
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ハイブリッドレーザー法
椎間板ヘルニアに対する低侵襲治療であるレーザー治療(PLDD)とオゾン治療(PODD)を同時に行う事で、双方の利点を併せる事を目的とした治療法です。
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PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)
1980年代から日本で行われている日帰り椎間板レーザー治療。主に椎間板ヘルニアに対して選択される治療法です
当院の治療法と
従来の外科手術について
当院の治療法 | 従来の外科手術 | |||||||
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セルゲル法 |
ハイブリッド レーザー法 |
PODD法 | PLDD法 | フローレンス法 | Qフローレンス法 |
内視鏡下椎間板摘出術 (MED法) |
脊椎固定術 椎弓形成術 |
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椎間板の 修復 |
○ | × | × | × | × | × | × | × |
治療後の 椎間板の 体積変化 |
維持~増加 | 微減~減小 | 微減 | 減小 | 維持 | 維持 | 減少 or 除去 | 減少 or 除去 |
炎症の抑制 | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
治療時間 | 15分~20分 (1箇所) |
20分~25分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
40分~1時間程度 | 1時間~1時間30分 |
入院期間 | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 約1週間 | 約1ヶ月 |
保険適用 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 保険適用可 | 保険適用可 |
対応病名・ 症状 |
多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア | 多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア | ・脊柱管狭窄症 ・椎間板性疼痛のある椎間板ヘルニア ・椎間関節障害(椎間関節炎、椎間関節症) ・軽度な変性すべり症 ・後方すべりを伴う椎間板変性症 |
脊柱管狭窄症、椎間孔狭窄症、すべり症、腰椎不安定症 | 椎間板ヘルニア 脊椎腫瘍等 |
脊柱管狭窄症、すべり症・分離症、腰椎変性側弯症、腰椎不安定症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折 |
左右にスワイプしてください
FAQ PODD法に関するQ&A
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QPODD法は保険適応ですか?
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Aいいえ、保険適応ではありません。
生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。
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Q外科的手術などを一度経験しているのですが治療は可能でしょうか?
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A診断の結果、適応の場合は治療が可能です。まずは当院を受診ください。
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Qオゾンを炎症部分に注入するとどのくらいで炎症がなくなるのでしょうか?
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A個人差がありますが、治療後1週間以内に炎症が治まる場合もあれば1ヶ月程時間がかかる場合もあります。
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QPODD法はセルゲル法などとは併用できますか?
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APODD法(経皮的オゾン椎間板減圧術)はその名の通り椎間板に対する治療ですのでセルゲル法と併用することはできませんが、「オゾン治療」をセルゲル法と併用することは可能です。
説明しますと、椎間板が変性している場合、椎間板の修復のためにセルゲル法を行います。また、椎間板が変性していると椎間関節にも炎症が起きているケースがありますので、抗炎症作用が高いオゾン治療を椎間関節へ行うことで、より痛みの軽減が期待できる、という説明になります。オゾン治療も当院で行うことができます。