治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.193】治療後、症状増悪した後に改善した患者様

患者様

70代 男性 

2024年4月治療 治療から約12カ月以上経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に脊柱管狭窄症を認めます。

治療前の経過・治療について

2023年11月頃から、下肢に痛みが出始める。

手術はしたくなく、当院来院となる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前1605
治療から1週間後0130
治療から1か月後0100
治療から3か月後0423
治療から6か月後0200

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療から4日間は症状が全くなかった。右つまさきに、しびれ症状が出てきた。

1か月経過時、長時間歩くと右ふくらはぎに重苦しい感じが出る。

3か月経過時、右臀部から下肢にかけて重苦しい感じが出ている。指先のしびれもたまに症状として出ている。

6か月経過時、症状はかなり軽減している。長時間歩くと足首が重くなるぐらい。

今回の患者様は、脊柱管狭窄症の患者様でした。

治療3か月時の症状の増悪に関しては、セルゲル法による椎間板の圧が上昇することによるものであり、痛みやしびれの場所が変わったりすることもあります。

日常生活では症状も無く過ごされており、大変喜ばれておりました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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