患者様
30代 女性
2023年7月治療 治療から約1年経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に脊柱管狭窄症が認められます。
治療前の経過・治療について
10年前からぎっくり腰を繰り返すようになる。下肢の痛みが続いている。
最近では、歩けなくなり寝たきり状態にもなっている。
無理をすると痛みが激しくなる。
症状改善目的で当院受診となる。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 3 | 4 | 3 | 4 |
治療から1週間後 | 5 | 4 | 2 | 4 |
治療から1か月後 | 2 | 3 | 1 | 2 |
治療から3か月後 | 1 | 2 | 1 | 1 |
治療から6か月後 | 1 | 1 | 0 | 1 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、痛みが残っている。15分程度歩いている。
1か月経過時、7000~8000歩程度歩けるようになる。疲労感が少し出る。
3か月経過時、自宅で出来るリハビリに取り組んでいる。痛みも少なくなり治療をして良かった。
6か月経過時、ランニングを始めているが問題無く出来ている。長時間座っていると腰・足に少し痛みを感じる。
今回の患者様は、脊柱管狭窄症によって症状が出ていたと思われます。
脊柱管の狭窄により歩行障害等が出ていましたが、治療後より徐々に歩けるようになり良かったです。
今後も無理せず日常生活を送っていただければ幸いです。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長