【治療経過のご紹介 No.175】腰の痛み、下肢のしびれが消失した患者様
カテゴリー:
患者様
70代 男性
2024年2月治療 治療から約12カ月以上経過
症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に椎間板ヘルニアを認めます。
治療前の経過・治療について
20代の頃からぎっくり腰を発症。その後何回か繰り返し発症する。
2021年L1の圧迫骨折。その後常に腰痛を抱えるようになる。
2024年1月、症状悪化。近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症と診断。ブロック注射等をしたが効果改善はせず。
症状改善の為、当院受診となる。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 5 | 9 | 7 | 3 |
治療から1週間後 | 4 | 7 | 6 | 2 |
治療から1か月後 | 2 | 7 | 6 | 1 |
治療から3か月後 | 1 | 0 | 0 | 0 |
治療から6か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、仰向けの状態で右下肢にしびれ症状がある。歩行中は重く怠い感じがするが、前屈みになると症状は改善する。
1か月経過時、歩行中に右下肢にだけしびれ症状が出る。
3か月経過時、腰の痛みは重い感じに変わった。しびれ症状は無くなった。
6か月経過時、日常生活は腰・下肢に痛みもしびれも症状は無くなった。疲れが溜まると重い感じがする。
今回の患者様は、椎間板ヘルニアによる主症状の可能性が高かったです。
2024年からの症状は、脊柱管狭窄などの神経圧迫によるものだと考えられます。よって今回のセルゲル法によって症状は改善しました。
2021年の圧迫骨折による症状に関しては、骨の影響によって今後症状が出る可能性はあります。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長