治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.68】歩行困難だったが治療後歩行改善した患者様

患者様

80代 女性

2023年1月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5の椎間板)に脊柱管狭窄症が認められます。

L3/4は椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過について

2022年9月    下肢にしびれ・痛みの症状。

膝のオペで整形外科受診しているが、腰の相談は出来ず、治療目的で当院受診の形となる。 

歩行能力は困難な状態。

治療について

治療は椎間板のL1/2、2/3、3/4、4/5の計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前2992
治療から1週間後0050
治療から1か月後0050
治療から3か月後0040
治療から6か月後0010

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、痛みが無くなり少し歩けるようになった。

1か月経過時、左足親指のしびれは残っているが、症状は軽減してきている。

3か月経過時、左足のすねと親指のところのしびれがずっと残っている。

6か月経過時、痛みも無く歩行も問題なく出来るようになった。左親指のしびれだけ少し残っているがとても満足している。

今回の患者様は、治療前に歩行困難でした。治療後からは痛みも取れて徐々にスムーズに歩けるようになりました。

治療から3か月経ち、暖かくなり始めた頃からお散歩をして頂いたことにより、より良い治療結果に繋がったと思います。

しびれ症状は消失まではやはり時間が掛かりますが、患者様が治療したことに満足していただきスタッフ共々嬉しく思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹