治療症例紹介・コラム

Colum 【当院紹介コラム②】腰痛が起きる仕組み

今回は腰痛のメカニズムについて説明していきたいと思います。

前回記事はこちら→セルゲル法とは何か

ILC国際腰痛クリニックとは

2022年9月1日に開院した腰痛の根本原因治療に特化したクリニック。東京都港区。JR品川駅から徒歩7分。

腰痛が起きる仕組み

なんで腰が痛くなるのでしょうか

腰の周りにある骨や筋肉などのバランスが崩れることによって痛みが出ます。

そうなんですね。

もう少し詳しく話すと、神経の周りにある骨・椎間板・靱帯・関節・筋肉が神経を圧迫することによって痛みやしびれの症状が出てくることが多いです。

左の図は椎間板の変性によって神経を圧迫しているイメージ図になります。

右の図は、骨・関節・靱帯のバランスが崩れることによって痛みなどが出る様子です。

上図は、骨のバランスが崩れることにより筋肉への炎症が出ている様子になります。

そしたら、腰痛で悩んでる人は骨・椎間板・靱帯などが全部悪いってことになるんですか?

そうですね、症状によって変わりますが、腰痛には色んな理由によって症状を起こしています。
その為一昔前までは、原因不明の腰痛が多かったです。
ですが、検査技術の向上によってその大元となる原因が判明しました。

現在では、MRIの発達により腰痛の原因究明が出来るようになりました。

当院でもMRIを元に診断を行っています。

腰痛の主な原因は、椎間板!?

腰痛の原因があるんですね!
その原因は骨ですか?

骨ではないですが、その近くにある椎間板になります。

椎間板・・・ですか?

椎間板は、椎体と椎体の間にあり衝撃を吸収するクッション的な役割をしています。
その椎間板が老化によってクッションの役割を保てなくなったり、強い衝撃によって漏れ出る事により腰周辺のバランスが崩れて腰痛が発生します。

正常な椎間板は水分を含んでいますのでMRI上で白く描出されます。

椎間板が変性すると元々あった水分が無くなり椎間板が黒く描出されます。

椎間板が変性することによって必ずしも症状が出るとはかぎりません。

そうだったんですね。そしたら椎間板を修復するセルゲル法をすれば痛みとおさらば出来るってことですね!

そうですね。と言いたいのですが、椎間板が悪くなってから時間が経つと周りにある骨・靱帯・関節・筋肉などが変形を起こしてしまい、色んな症状を抱えてしまいます。
その為、長く腰痛に悩んでる方は椎間板を治療しても完全に症状が消え去ることは難しいことがあります。

ずっと腰痛に悩んでる人はもう良くならないってことですか?

腰痛に悩んでる時間が短い人の方が変形の進行が遅く椎間板のみが悪ければ治りやすいです。
ですが、人それぞれ性格が違うのと同じで人それぞれ症状の進行度は異なります。
何十年も悩んでいた患者様でも良くなった人はたくさんいますよ。

つまり、長く悩んでる方でも良くなる可能性があるってことですよね!!

そうです!セルゲル法に向いている良い適応と治療効果が出にくい病気があります。
次回は、病名と共にセルゲル法に向いている良い適応を説明していきますね。

次回:セルゲル法にとっての良い適応