【治療経過のご紹介 No.167】長年腰痛に悩まされていた30代男性の患者様
カテゴリー:
患者様
30代 男性
2024年2月治療 治療から約14カ月経過
症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5,5/s)に椎間板変性症を認めます。
治療前の経過・治療について
高校時代から腰の調子が悪い状態が続いている。
2001年仕事中に腰痛により動けなくなることがあった。その際に近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア等と診断。ブロック注射で様子を見ていた。
腰の痛みを感じたのは2023年が最後。
症状改善の為、当院を受診。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 2 | 0 | 0 | 0 |
治療から1週間後 | 2 | 0 | 0 | 0 |
治療から1か月後 | 1 | 0 | 1 | 0 |
治療から3か月後 | 1 | 0 | 1 | 0 |
治療から6か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、痛みの増減は無いが臀部辺りが少し重い感じがする。
1か月経過時、仕事でしゃがんだりするのを繰り返すと下肢にしびれや腰が重怠い感じがする。歩行していると楽になり症状消失する。
3か月経過時、1ヶ月目同様で仕事中に症状が出てしまう。
6か月経過時、しびれや痛みが無くなった。仕事中でも症状が出なくなった。
今回の患者様は、椎間板変性による症状の可能性が高いです。
体を動かす仕事の為、負荷をかけないようにすることは難しく症状と向き合いながら治療効果を待っていただく流れとなりました。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長