治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.70】前向きに治療を捉えてくれた患者様

患者様

60代 男性

2023年2月治療 治療から約7か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5、5/sの椎間板)に椎間板膨隆が認められます。

治療前の経過について

50代       腰痛・坐骨神経痛の症状が時々出るようになる。

2022年12月    長時間の座位の後、歩こうとした際に歩けないことがあった。整形外科受診し椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症と診断を受ける。手術の提案もされる。

治療目的で当院受診の形となる。 

歩行能力は問題無し。

治療について

治療は椎間板のL4/5、5/sの計2椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前2262
治療から1週間後2263
治療から1か月後2263
治療から3か月後2232
治療から6か月後1122

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療前と痛み変わらない。

1か月経過時、1日1万歩程度歩いているが未だに症状変わらない。

3か月経過時、ジムにも通うようになったが、鈍痛や疲労感は特に感じない。多少の痛みはまだある。

6か月経過時、時折しびれの症状が強く出るが、普段のしびれは治療前に比べて良くなった。

今回の患者様は、非常に前向きな方で治療から1カ月程度経って良くならなくてもご自身で運動を積極的に取り入れてくれてました。

痛みの方は、多少残っていますが治療前に比べて良くなっています。

患者様が一番心配していたしびれの症状が大分下がり、大変喜ばれておりました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹