患者様
50代 女性
2023年2月治療 治療から約7か月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5,5/sの椎間板)に椎間板膨隆が認められます。
治療前の経過について
30代 出産を機にぎっくり腰を繰り返し起こしていた。
2019年12月 腰・臀部にかけて痛みが徐々に出始める。
2020年12月 立てないほどの激しい痛みと右足指のしびれが出る。近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア・すべり症と診断を受け、ブロック注射で様子をみていた。
2022年夏 右ふくらはぎにもしびれが出始める。70歳過ぎたら手術をしましょうと勧められる。
治療目的で当院受診の形となる。
歩行能力は問題無し。
治療について
治療は椎間板のL3/4、4/5、5/sの計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 6 | 1 | 7 | 8 |
治療から1週間後 | 3 | 1 | 9 | 5 |
治療から1か月後 | 1 | 0 | 6 | 3 |
治療から3か月後 | 1 | 0 | 6 | 2 |
治療から6か月後 | 1 | 0 | 2 | 3 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、痛みは半減しているように感じる。
1か月経過時、とても良くなっている。しびれは足の中指と薬指のみ感じる。
3か月経過時、2週間前から症状が良くなってきている。しびれは残っている。
6か月経過時、治療前に比べてとても良くなっているので満足しています。
今回の患者様は、持病の兼ね合いもありしびれの症状が取れるか心配でしたが、症状が緩和に向かっている為良かったです。
痛みもしびれも治療前より半減以上している為、患者様自身も大変喜んで
患者様が一番心配していたしびれの症状が大分下がり、大変喜ばれておりました。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹