治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.9】脊柱管狭窄症による痛み・しびれが治療後に軽減された患者様

患者様

70代 男性

10月治療 治療から5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(3/4,4/5,5/sの椎間板)に、椎間板変性・腰椎変形の所見が出ていました。5/sについては、椎間板がつぶれ、高さがかなり減少しております。

また、4/5,5/sについては脊柱管狭窄症も認められる所見でした。

※当院を受診されるまでの経過について

昔から腰痛の症状が出ていた。1年前から特に痛みがひどくなってきたので整形外科を受診し、脊柱管狭窄症と診断を受けた。

治療は3/4,4/5,5/sの椎間板3箇所、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8444
治療から1週間後3113
治療から1か月後3000
治療から3か月後3000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療後からぎっくり腰に近いような症状がでている。

1か月経過時、歩くと腰が張っている感じになるが全体的に良くなってきている。

3か月経過時、右腰に重い筋肉痛のような症状が残っている。

全体的には良くなっているようですが、右腰にまだ違和感が残っているようでした。

椎間板以外の骨・筋肉・関節・靭帯・血流などの要因によって症状が残っている可能性もありますので、当院としては、家で出来るリハビリ指導もしております。

今後、腰の痛みも軽減することを祈っております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹