治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.8】ぎっくり腰を頻発していたが、治療後症状が出なくなった患者様

患者様

40代 女性

10月治療 治療から5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(2/3,3/4,4/5の椎間板)に、椎間板変性の所見が出ていました。

また、2/3,3/4は椎間板ヘルニアの痕も見受けられる。

産後に整体に行った夜に腰が痛くなり、整形外科にて椎間板ヘルニアと診断を受けた。

その後2~3か月の感覚でぎっくり腰が頻発するようになる。

治療は2/3,3/4,4/5の椎間板3箇所、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前10000
治療から1週間後8000
治療から1か月後6000
治療から3か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、寝起きの際の激痛は少しは良くなったが、動きによって痛みはまだ出る。

日によって痛みの場所が変わったり、右・左両方とも痛みが出ることもある。

1か月経過時、痛みは軽減してきたが、日によって痛むときはある。

3か月経過時、痛みもなく調子が良い。

今回の患者様は、しびれは無く痛みのケースでした。

治療から1週間時は、Disco Gelが椎間板内に入ったことによる容積増量で痛みが増すことがあります。

その後修復作用が働き時間を掛けて痛みが緩和されていきました。

現在、治療から痛みが増している患者様もメンタル面で落ち込まず長い目で見て頂ければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹