治療症例紹介・コラム

Colum 【腰に負担がかかってしまう動作や姿勢について】

schedule
bookmark
座っているときの腰への負担は思っている以上に意外と大きいものです。 特に猫背の座り方や前かがみの姿勢になっていると、腰の筋肉や靭帯にかかるストレスが増大して痛みを感じる原因になります。 長時間のデスクワークや座り作業をしないといけないかたは、自分の身体に合った椅子を選び、正しい姿勢を保つことと、目安として1時間〜2時間に1回は休憩をとる事と、ストレッチなどを行う事が大切だと言えるでしょう。 また、長時間のドライブでも、腰痛が発生しやすくなりますので姿勢を変えてみたり、途中で休憩をしてストレッチをするなどの対策をとることをお勧めします。
そして、重たいものを持ち上げたり、運んだりする作業では、とくに腰痛に気をつけたいものです。膝を曲げずに重たい荷物を持ち上げようとすると、腰に負担がかかって、いわゆる「ギックリ腰」になることもあります。ギックリ腰は慢性的な痛みとは違い、ひどい時は一歩進むのも辛い症状になるので、誰もが避けたい症状の1つです。

〚座り方の姿勢について〛
椅子に深く腰をかけて背筋をまっすぐに伸ばします。猫背にならないように注意しましょう。腰と太もも、太ももと膝はほぼ直角を保ちます。椅子の高さは高すぎても低すぎても腰によくありません。足の裏全体が床につくように高さを調整しましょう。畳などに座るとき、女性は横座りをする人が多いようです。こういった座り方をされるかたは、できるだけ頻繁に左右を交代させるようにする事で腰への負担が軽減させることができます。

〚重たい荷物の持ち方について〛
荷物を両手で持つときは、左右の重さがなるべく均等になるようにしましょう。バックや買い物の荷物などを片手で持つ場合は、ときどき左右を持ち替えるようにしましょう。あまり重たいものは持たないようにするのが1番無難ではありますがどうしても持ち上げる必要があった場合は、必ず腰を下ろして膝をつき、荷物にからだを近づけてから全身の力を使って、ゆっくり真上に持ち上げるようにしましょう。

日常生活での姿勢に気を付けることにより、少しでも腰痛を軽減できますので
ぜひ正しい姿勢を維持できるように心がけて過ごしてみてください。

ILC国際腰痛クリニック東京