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腰椎変性側弯症と診断。楽な寝方とは?

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腰椎変性側弯症とは、青年期に側弯がないにもかかわらず、中年以降に出現する側弯症の事です。腰椎が10°以上曲がった状態を側弯と指します。

今回は、腰椎変性側弯症になった時の寝方について解説します。

腰椎変性側弯症の症状と原因

腰椎変性側弯症とは、加齢等により背骨がねじれて左右に曲がりくねった状態をいいます。

腰椎変性側弯症の症状

腰椎変性側弯症の初期症状は、腰痛です。進行していくと、下肢の痛みやしびれ、筋力低下などの症状も発生します。

背骨が曲がると、体幹のバランスも崩れて、長時間姿勢を保つことが困難になります。

側弯症が進行すればするほど、肺・心臓・胃・腸などの内臓が圧迫されて、呼吸器系や消化器系に不調をきたします。

腰椎変性側弯症の原因

腰椎変性側弯症の主な原因は、加齢や不良姿勢などから生じる負荷、喫煙などの生活習慣などによって生じる椎間板変性、筋力低下などがあります。

猫背などの姿勢、足組み姿勢、また日常生活習慣や左右の脚長差から発症することが多いです。骨粗鬆症がある場合は骨自体が身体の重みや重力に耐えられなくなり、側弯の傾きが悪化する傾向にあります。

腰椎変性側弯症になった時の寝方

横向き寝の場合

横向きで寝る場合は、曲がっていない側を下にして、膝の間にクッションを挟むと、背骨への圧力が軽減されます。

頚椎の自然なカーブをサポートするために、低反発枕を使うと良いです。

仰向け寝の場合

仰向けで寝ると、背骨への非対称な負担を回避できます。

膝の下に枕を入れることで、腰への圧力が軽減されます。

頭が前や横に傾かないように、柔らかすぎる枕はNGです。

避けるべき寝方

うつ伏せ寝は、背骨が不自然にねじれ、首と腰に負担がかかりますので、避けるようにしましょう。

もしうつ伏せ寝の癖がある場合は、徐々に横向きまたは仰向けに切り替えることがおすすめです。

その他の注意点

柔らかいマットレスや布団は体が沈みやすく、姿勢を悪化させる恐れがありますので、硬めでサポート性のあるものを選びましょう。

就寝前は軽いストレッチをすると良いです。

起床時に違和感がある場合は、身体の歪みが大きくなっている可能性がありますので、専門医にご相談しましょう。

腰椎変性側弯症と診断されたことのある方、腰痛でお悩みの方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。

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