治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.27】当院で治療6か月後に症状が良くなった患者様

患者様

80代 女性

2022年10月治療 治療から約6か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L1/2,2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板)に、椎間板変性の所見が認められる。

L5/sはすべり症が認められる。

治療前の経過について

慢性的に腰に痛みを感じていた。

2021年引っ越しをした際により腰の調子が悪くなった。

2022年8月高い所の掃除をしている時に強い痛みと左下肢のしびれが出た。

整形外科を受診しブロック注射・内服療法をしたが良くならず当院で治療となる。

治療について

治療は椎間板の1/2,2/3,3/4,4/5,5/sの計5椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前4866
治療から1週間後4863
治療から1か月後4481
治療から3か月後33 71
治療から6か月後1100

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療してから2日目までは調子が良かったが、3日目以降からは痛みやしびれが戻ってきてしまった。

1か月経過時、左膝からくるぶしまでしびれが強く歩けない状態になっている。

3か月経過時、しびれの位置がふくらはぎから足首に移動しているが以前しびれは出ている。小さいカートがあれば歩けるようにはなっている。

6か月経過時、重い荷物を持った時に腰や足に痛みが出るが、それ以外は症状無しで生活が出来ている。杖やカート無しでも歩けるようになり買い物を楽しめるようになった。

今回治療効果が出るまで約6か月掛かりました。

3か月が経過するまでは、疑心暗鬼で良くなるのかといったご様子でしたが、徐々にですが症状が改善していき話口も明るくなられておりました。

セルゲル法はゆっくりと改善していきますので、ふと前より楽になったと感じて頂ける治療となります。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹