治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.12|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 60代 男性 

これまでの患者様の経過について

 15年ほど前から、腰の痛みで時々動けなくなることがあった。

 2年前に整形外科受診した際、脊柱管狭窄症になりかけているといわれる。

 1週間ほど前から、再度腰痛発症。

 改善目的のため来院

治療前の症状について

 主に腰痛だが、右下肢がしびれることもある。

 来院前日までは座ることも困難だった。

 洗顔時など前傾姿勢も困難

 

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い5510

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰

 

 前屈:右腰が痛むため、ほぼ不可

 後屈:右腰にひびく

 ラセーグ:左右70度で陽性

 圧痛点:右L4/5

 咳、くしゃみ:ひびく

・日常動作

 立位や中腰の姿勢は持続できるが

 立ち上がる際や、長時間の座位は困難。

 連続で5分は歩行可能

 

画像及び所見について

  • L2/3,3/4,4/5,5/s-膨隆が認められます。
  • L5/s-右椎間孔狭窄が認められます

 

・L4/5は右優位の椎間板膨隆が認められ、L4/5、5/sが、主症状の原因の可能性が高い。

 L2/3,3/4も椎間板膨隆認めるが、右優位の主症状とは関連が低いと判断しました。

治療について

患者様と相談の元、L4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

               

治療は40分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長