患者様
70代 男性
2023年12月治療 治療から約12カ月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5)に脊柱管狭窄症が認められます。
治療前の経過・治療について
20年前に右足指がしびれる感覚があった。
10年前に間欠性跛行・右臀部のしびれが発症。
2023年左臀部にしびれ・腰痛が発症。
近医の整形外科では、内服・リハビリで経過観察。悪化したら固定術を推奨された。
改善しない為、当院受診となる。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 6 | 0 | 0 | 6 |
治療から1週間後 | 6 | 0 | 0 | 6 |
治療から1か月後 | 5 | 0 | 0 | 0 |
治療から3か月後 | 1 | 0 | 0 | 0 |
治療から6か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、治療当日の夜に腰に痛みが走った。翌日も痛みがあったが痛み止めを飲んだら良くなった。
1か月経過時、起床時に腰が重たくなる。動き出すと緩和していく感じ。
3か月経過時、腰の調子が良く、長時間歩いても症状が出ない様になった。
6か月経過時、症状は特に無いが起床時の腰の重さだけは残っている。
今回の患者様は、脊柱管狭窄症による症状だと考えられます。
ベンチプレスの選手であり、大会でも優秀な成績を納めている方になります。
治療後でも大会で優勝されたりしており、セルゲル法の可能性に驚きました。
当院としては、重い物を持つ際は極力気を遣いながらと指導しておりますが、徐々に体を慣らしたり、トレーニングをすることにより腰痛以前の生活まで戻せるのではないかと考えさせられる1例となりました。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長