治療法一覧
PLDD法
経皮的レーザー椎間板減圧術 PLDD法
1980年代から日本でメジャーな日帰り椎間板レーザー治療です。
神経の圧迫を軽減でき、痛みやしびれを改善します。
- 治療時間
- 1箇所約10分〜
治療後約30分は安静が必要となり、帰宅までには約60分前後必要となります。
軽動作は翌日から可能ですが、スポーツや重労働は1ヶ月程度見合わせる必要があります。

このようなお悩みの方が対象
- ・ 椎間板ヘルニアと診断された
- ・ 椎間板ヘルニアが原因で慢性的な腰痛に悩まされている
- ・ 椎間板ヘルニアの手術を検討しているが手術をしたくない
- ・ 椎間板ヘルニアの手術をしたが改善しない(再発した)
- ・ 椎間板ヘルニアの外科手術が怖い
- ・ 椎間板ヘルニアの手術で入院をしたくない
- ・ 身体への負担が少ない治療を望んでいる
PLDD法の主な特徴
-
身体への負担とリスクが
少ない日帰り治療 - 低侵襲(体の負担が少ない)な治療。治療時間15分程度で、治療後約60分は安静が必要となります。約90分前後ご帰宅できます。
-
治療の通院やリハビリの
必要がない - 遠方の方でも治療後の通院やリハビリの必要がないため、日常生活や職場復帰も容易です。
- 傷口がほとんど残らない
- 治療は1.0mmの細い針で行いますので、傷跡が小さく残りにくいです。
※ご高齢の方(80歳以上の方)も治療が可能です
Minimally invasive treatment with a long history PLDD法は、長い歴史を持つ低侵襲治療です。
1980年代から日本で広く行われている日帰り可能な椎間板レーザー治療です。
PLDD法は椎間板ヘルニアの原因である椎間板内の圧力上昇に対して圧力を下げる治療です。
PLDDの歴史は古く1980年代より始められた治療で、日本では多くの患者様が治療を受けておられますが、対象が椎間板ヘルニアのみであり、椎間板が潰れてすり減っているような場合には治療が適応でない可能性があります。

Treatable Diseases 対応している疾患
疾患
- 腰椎
-
腰椎椎間板ヘルニア
治療方法 施術時間:1箇所10分〜
PLDDは、局所麻酔での施術になります。背中から患部の椎間板ヘルニアの部分に針を刺し、刺した針の経路にレーザーファイバーを通して、椎間板の中にある髄核をレーザーで焼灼することで髄核に空洞ができ、椎間板が収縮します。効果として神経の圧迫を軽減でき、痛みやしびれが改善されます。
-
治療
椎間板の中にある髄核をレーザーで焼くことにより、空洞を作ります。
-
治療後
飛び出した椎間板を縮ませて神経の圧迫を軽減します。
治療による懸念事項
再発率が従来の外科的手術と同等に 高い事があげられます。その理由は、セルゲル法の様に椎間板損傷を改善させることができないためです。PLDD法を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヶ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。
治療法の比較表
当院の椎間板治療 | 当院のインプラント治療 | 従来の外科手術 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セルゲル法 |
ハイブリッド レーザー法 |
PODD法 | PLDD法 | フローレンス法 | Qフローレンス法 | MED法(内視鏡下椎間板摘出術) |
脊椎固定術 椎弓形成術 |
|
椎間板の修復 | ○ | × | × | × | × | × | × | × |
治療後の椎間板 の体積変化 |
維持~増加 | 微減~減小 | 微減 | 減小 | 維持 | 維持 | 減少 or 除去 | 減少 or 除去 |
炎症の抑制 | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
治療時間 | 15分~20分 (1箇所) |
20分~25分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
40分~60分 程度 |
60分~90分 程度 |
入院期間 | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 約1週間 | 約1ヶ月 |
保険適用 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 保険適用可 | 保険適用可 |
対応病名・症状 | 多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア | 多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア |
・脊柱管狭窄症
・
椎間板性疼痛のある椎間板ヘルニア
・
椎間関節障害(椎間関節炎、椎間関節症)
・
軽度な変性すべり症
・
後方すべりを伴う椎間板変性症
|
脊柱管狭窄症 椎間孔狭窄症 すべり症 腰椎不安定症 |
椎間板ヘルニア 脊椎腫瘍等 |
脊柱管狭窄症 すべり症・分離症 腰椎変性側弯症 腰椎不安定症 椎間板ヘルニア 圧迫骨折 |
当院の椎間板治療 | ||||
---|---|---|---|---|
セルゲル法 |
ハイブリッド レーザー法 |
PODD法 | PLDD法 | |
椎間板の修復 | ○ | × | × | × |
治療後の椎間板の体積変化 | 維持~増加 | 微減~減小 | 微減 | 減小 |
炎症の抑制 | ○ | ○ | ○ | × |
治療時間 | 15分~20分 (1箇所) |
20分~25分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
10分~15分 (1箇所) |
入院期間 | 日帰り | 日帰り | 日帰り | 日帰り |
保険適用 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 | 自由診療 |
対応病名 症状 |
多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア | 多くの腰に関連する病気・症状に適用 | 椎間板ヘルニア |
当院のインプラント治療 | 従来の外科手術 | |||
---|---|---|---|---|
フローレンス法 | Qフローレンス法 |
MED法 内視鏡下椎間板摘出術 |
脊椎固定術 椎弓形成術 |
|
椎間板の修復 | × | × | × | × |
治療後の椎間板の体積変化 | 維持 | 維持 | 減少 or 除去 | 減少 or 除去 |
炎症の抑制 | × | × | × | × |
治療時間 | 30分 (1箇所) |
30分 (1箇所) |
40分~60分程度 | 60分~90分程度 |
入院期間 | 日帰り | 日帰り | 約1週間 | 約1ヶ月 |
保険適用 | 自由診療 | 自由診療 | 保険適用可 | 保険適用可 |
対応病名 症状 |
脊柱管狭窄症 椎間板性疼痛のある椎間板ヘルニア 椎間関節障害 (椎間関節炎、椎間関節症) 軽度な変性すべり症 後方すべりを伴う椎間板変性症 |
脊柱管狭窄症 椎間孔狭窄症 すべり症 腰椎不安定症 |
椎間板ヘルニア 脊椎腫瘍等 |
脊柱管狭窄症 すべり症・分離症 腰椎変性側弯症 腰椎不安定症 椎間板ヘルニア 圧迫骨折 |
PLDD法の治療費用
治療箇所 | 1箇所 | 2箇所 | 3箇所 | 4箇所 | 5箇所 |
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治療費用 | 280,000円 (税込308,000円) | 330,000円 (税込363,000円) | 380,000円 (税込418,000円) | 430,000円 (税込473,000円) | 480,000円 (税込528,000円) |
※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,JCB,アメリカン・エキスプレス,ダイナース,ディスカバー)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。
当院のその他の治療法
- セルゲル法
-
2010年頃から始まり欧州を中心に世界54ヶ国以上で導入されている先進的な腰痛治療法。幅広く腰痛の病気・症状に対応している治療法です。
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- フローレンス法
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欧州や南アメリカを中心に導入されている先進的な脊柱管狭窄症の治療法です。局所麻酔+鎮静下で経皮的にスペーサーを挿入し、狭くなった脊柱管を広げます。治療後は取り外しなども可能です。
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- Qフローレンス法
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欧州を中心にで導入されている先進的な脊柱管狭窄症・すべり症の治療法です。部分麻酔+鎮静下で経皮的にデバイスを挿入し、不安定になった椎体の安定化を図るとともに、狭くなった脊柱菅を広げます。
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ハイブリッド
レーザー法 -
椎間板ヘルニアに対する低侵襲治療であるレーザー治療(PLDD)とオゾン治療(PODD)を同時に行う事で、双方の利点を併せる事を目的とした治療法です。
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PODD法(経皮的オゾン椎間板減圧術)
-
1990年代より主にヨーロッパで行われている椎間板オゾン治療。椎間関節症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などに適用可能です。
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PLDD法に関するQ&A
- Q. PLDD法は保険適応ですか?
-
いいえ、保険適応ではありません。
生命保険に加入されている方は対象になる可能性があります。スタッフまでお気軽にご相談ください。
- Q. PLDD法のレーザーは椎間板を焼き切ってしまうことはないのですか?
-
レーザーを照射するのは限られた範囲に照射を行うため、椎間板を焼き切ることはありません。
- Q. PLDD法はセルゲル法などとは併用できますか?
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当院では併用した治療は行っていません。PLDD法は椎間板を焼くことで体積が減り、ヘルニアになった部分が中に引っ込むという原理です。
一方セルゲル法は椎間板を修復する機能を持った治療のため治療目的が異なります。まずは現在の体の状態を診断いたします。
- Q. 外科的手術などを一度経験しているのですが治療は可能でしょうか?
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診断の結果、適応の場合は治療が可能です。まずは当院を受診ください。
- Q. PLDD法の治療後にリハビリは必要ですか?
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治療後はウォーキングや軽いストレッチを行う事をおすすめします。
OJウェルネスセンター
PLDD法によってヘルニアを縮小できたとしても筋肉が硬直したり、筋力が衰えると炎症反応が起こり、再発する可能性もあります。
予防や再発の為にも適度な運動を心がけてください。
当院ではリハビリ施設と連携を取り、腰痛専門のリハビリを行っています。詳細は下記をご覧ください。
