治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.170】腰・下肢の症状に悩む患者様

患者様

80代 男性

2024年2月治療 治療から約12カ月以上経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4)に脊柱管狭窄症を認めます。

治療前の経過・治療について

ぎっくり腰を発症することはあったが、基本的には腰痛で悩むことは無かった。

2023年頃、歩いたり物を持ったりすると股関節が痛くなるようになる。

2024年頃依然として症状が続いている為、近医の整形外科を受診し、股関節周囲に炎症を起こしていると診断。

家族から当院の話を聞き、受診となる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8700
治療から1週間後5600
治療から1か月後3501
治療から3か月後2200
治療から6か月後1100

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、症状が良くなってきて姿勢が良い方向に変わってきた。

1か月経過時、多少ふらつきはあるが歩行距離が少しずつ伸びてきている。立ち上がる際に痛みが一瞬あるが全体的には良くなってきている。

3か月経過時、寝ているときに足を伸ばすことも出来なかったが今では出来るようになり寝返りも出来るまで回復している。

6か月経過時、杖を使用しなくても歩行できるようになった。

今回の患者様は、脊柱管狭窄症が主症状の原因の可能性が高かったです。

治療とご自身でのリハビリの成果により、歩行距離が治療前に比べて10倍程度。また、杖を使用しないで歩行できるまで回復しました。

治療により症状が落ち着いた事が良い影響を生んだと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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