治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.138】治療後も積極的にリハビリに取り組んだ患者様

患者様

60代 男性

2023年10月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4)に脊柱管狭窄症が認められます。

また、L1/2~5/sまで椎間板変性も認められます。

治療前の経過・治療について

30代の時に椎間板ヘルニアにて入院。その後から重い物を持つと左下肢が突っ張る感じが出るようになる

2024年4月重い物を持った際に左下肢に痛みが出る。痛み止めを服用して様子を見ていたが、数日後に歩けなくる。

近医の整形外科を受診し、変形性腰椎症と診断。手術を提案されたが、良いイメージが無くブロック注射やリハビリにて保存療法で様子を見ていた。

当院を知り、治療目的で来院

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8505
治療から1週間後2300
治療から1か月後4203
治療から3か月後2222
治療から6か月後1111

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療後数日間足がつるようになっている。

1か月経過時、右下肢に痛みがある。リハビリを週1回通院している。

3か月経過時、つる感じは無くなったが、下肢にしびれを少し感じる。

6か月経過時、自分が思ってた以上に効果があって嬉しく思う。リハビリも今後も続けて行こうと思います。

今回の患者様は、周囲に外科的手術で良くなった人がいなかった為セルゲル法を施行しました。

経過に関しては順調に痛みレベルが下がっており、ご本人様もリハビリに積極的に取り組んでおられました。

治療前は100m程度の歩行が限界でしたが、現在では5000~6000歩程度まで回復しました。治療効果もさることながらご本人様の努力の結果だと考えております。今後も無理せずに努力して頂ければ幸いです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長