治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.41】変形性股関節症の手術を控えている患者様

患者様

60代 女性

2023年2月治療 治療から約4か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4の椎間板)に脊柱管狭窄症が認められます。

L2/3・3/4・4/5・5/sは椎間板変性が認められます。

治療前の経過について

40代     ぎっくり腰を発症した。

5年前     散歩中に左足に引きつれるような違和感が出現。

2022年6月  運転後に左下肢に痛みが出現。ブロック注射をしたが改善しなかった。

当院にて治療の形となる。

治療について

治療は椎間板のL2/3,3/4,4/5,5/sの計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前41087
治療から1週間後2902
治療から1か月後0000
治療から3か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、変形性股関節症で股関節が痛む。

1か月経過時、股関節の手術も行い、全体的に痛みが無くなった。

3か月経過時、股関節も腰も両方とも調子が良くてうれしい。

今回の患者様は、変形性股関節症の手術を控えておられましたが先に椎間板の手術を行いました。脊柱管狭窄症の症状も股関節症の症状も安定して嬉しく思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹