治療症例紹介・コラム

Colum 【血流を良くするための食事】

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今まで血流の重要性についてお話させていただきました。
少し復習になりますが血液は重要な所に流れます。
血液を届ける臓器として心臓や脳が最優先になるため、血液がドロドロな場合は足先や指先にある細い毛細血管には血液が流れにくくなります。
血液がドロドロになると血流の速度は遅くなり、身体が傷ついた際に行われる修復のタイミングも遅れることになります。
その影響が1日なら問題ありませんが、10日、1ヶ月、1年と続けばどうでしょうか。
十分に栄養が貰えない椎間板(組織)は修復が間に合わずに劣化していきます。栄養と組織の関係は椎間板だけでなく、筋肉や関節、術後など全ての治療にもいえることです。
術後にどのような食事、日常生活を過ごすかで術後の回復(修復)スピードや症状は変化します。
術後に香辛料や脂の多い物・酸化するような食べ物を食べていれば、血流の悪化を招き症状悪化につながる可能性も「0」ではありません。
日々の食事が身体を創っていることを意識していきましょう

簡単に血流を良くするための食事を紹介しておきます
・主食は色の黒いものを中心に
・小麦は身体を冷やし、血液に粘性を与えるので菓子パンや白いパンは少なくしてみる
・色の濃い野菜を摂取(高いですがパプリカはオススメです)
・水はこまめに摂取する(分かっているようで出来ていない人が多いです)
・調味料を目分量で入れている人は1回量って調理してみましょう

その他
・姿勢は30分に1回変える
・デスクワークの方は肩を軽く回したり、座った状態で踵だけあげて降ろして繰り返しましょう
・弾性ストッキングを履きましょう(心臓疾患や血管系などに症状がある人は病院で相談てください)

今回は血流を良くする食事の工夫を簡単に紹介させていただきました。
腰の痛みや症状の緩和には血流や食事も深く関わっています。
腰の症状でお困りの方は当院へ一度ご連絡してください。

ILC国際腰痛クリニック東京
管理栄養士 出口 武志