治療症例紹介・コラム

Colum セルゲル法と脊柱管狭窄症外科的手術の比較 Part1

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脊柱管狭窄症の手術は大きく分けて除圧術と固定術の2つ手法があります。

今回は、除圧術とセルゲル法の比較について致します。

セルゲル法

当院でのメインの治療法となります。

日帰り治療が可能で、外科的手術が出来ない患者様にも適応が可能です。

治療内容に関しましては局所麻酔で施行し、小さい針を使用することにより体への負担を小さくしております。

治療効果は椎間板自体の修復が可能で、修復後椎間板自身の再生力によって回復していきます。

詳しくは、下のバナーから飛んでいただけると幸いです。

除圧術(外科的手術)

外科的手術の1つです。

当院では、外科的手術は実施していません。

脊柱管を圧迫している 骨・椎間板・靱帯などの圧迫に起因している部分を削り取り圧迫を和らげる方法です。

切開と内視鏡のアプローチ方法があり、日本で多く実施されてるのは切開での手法です。

皮膚を切開し、骨(椎弓)を削ります。その後、圧迫部分を削り取っていきます。

セルゲル法と除圧術の比較

当院での治療法のセルゲル法と除圧術について項目ごとに比較致します。

項目セルゲル法除圧術
費用自由診療の為高額
132万~176万(税込み)
保険適用可能
平均30万(3割負担の場合)
初診から治療までの期間当日治療可能3~4週間程度
入院有(1週間程度)
手術時間1椎間辺り15~20分1椎間辺り60~90分
麻酔局所麻酔全身麻酔
皮膚の傷の大きさ注射針程度の極小20~30mm程度の大きさ
出血量0もしくは5~10ml50-100ml
周囲の組織針のみ挿入するため損傷は無し筋肉等を剥離するため損傷する
治療効果の出現期間1~3か月の中長期即時性
術後変化椎間板の修復骨の除去等による不安定性
社会復帰翌日から可能1~2週間程度必要

セルゲル法は、椎間板以外は損傷させない治療法となります。

入院したくない方やハイリスクで出来ない方、時間が無くて出来ない方にとって非常に有意義な治療法です。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹