治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.17|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 80代 女性

これまでの患者様の経過について

 8年ほど前に圧迫骨折し、椎体形成術の手術される。

 術後から腰痛発症。

 半年ほど前から強くなり、しびれもでてくる状態。

 改善目的のため来院

治療前の症状について

 起床時は痛み軽度。

 左の膝から下、ふくらはぎなど痛みやしびれ

 立ち上がる動作、歩行時に痛みが増悪する。

 数十秒で疲労を感じる。

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8851

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-下肢

 ラセーグ:左45度陽性

 腰部圧痛点:左L3/4、右L4/5、右L5/s 陽性

 咳・くしゃみ:ひびかない 

 つま先立ち、かかと立ち:可能

・日常動作

 寝返り動作や洗顔動作は容易

 夜間の睡眠障害なし。

画像及び所見について

  • L1-陳旧性圧迫骨折認めます。
  • L3/4、4/5、5/s-椎間板変性、膨隆が認められます。

・L3/4、4/5、5/s-椎間板膨隆しているため脊柱管圧排、およびL5/sの椎間孔狭窄による主症状の原因の可能性が高い。

治療について

患者様と相談の元、L3/4,4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

               DiscoGel注入後

治療は60分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長