治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.63|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 50代 女性

これまでの患者様の経過について

 20歳の時に一度動けなくなるが、ブロック注射すると軽快。

 以後、腰の痛みを感じていたが、今年の7月から症状増悪。

 内服、ブロック注射するが効果なし。手術も提案される。

 症状改善目的で来院。

治療前の症状について

 

 腰の鈍い痛み。前屈で増悪、両下肢の冷え、だるさ

 両方の鼠径部の痛み

 

 

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い4202

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛み部分-腰

 前屈:不可

 後屈:少ししたら痛み感じる

 圧痛点:L3/4,4/5,5/s 右優位

 ラセーグ:陰性

 咳、くしゃみ:ひびく

 

・日常動作

 

 寝返り動作や重量物の挙上、保持はやや困難。

 歩行は可能だが、だるさを感じる。

 

画像及び所見について

 

  • L5/s-椎間板変性、膨隆 左椎間孔軽度狭窄

 以上のことが画像上認められます。

・L5/sの椎間板膨隆による神経の圧排、腰の症状の原因の可能性が高い。

 

治療について

患者様と相談の元、L5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は55分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル1箇所=1,320,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事