治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.69|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

他院にて椎間板ヘルニアの手術後再発した患者様のケース

患者様

60代 男性

これまでの患者様の経過について

1996年    L4/5・5/s椎間板ヘルニアの手術を行う。

2016年  再発。固定術を検討したが、痛みが落ち着いたのでやらず

2019年~ 月1で神経ブロックをしていた。(2023年3月まで)

現在    ベットで同じ姿勢で寝ることが困難、寝返りの度に右腰に痛みが出現。

      朝起きると激痛が走る

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い5000

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰主に右側。

前屈:変化なし

後屈:制限有り

ラセーグ:なし

圧痛:なし

・日常動作

寝ている時、荷物を持つとき、草むしりなどの腰を曲げるときに痛みが出現。

歩行能力は問題無し。

画像及び所見について

  • L3/4・4/5-脊柱管狭窄症
  • 移行椎体L6
  • L3/4・4/5・5/6・6/s-椎間板変性

以上の事が画像上認められます。

・L3/4・4/5-脊柱管狭窄症を認め、痛みの原因の可能性が考えられる。

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

L3/4・4/5にセルゲル法を施行

治療は河野医師が行いました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は20分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹