治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.103】長年悩んだしびれの症状が消失した患者様

患者様

60代 女性

2023年5月治療 治療から約9か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に椎間板ヘルニアが認められます。

また、L4/5にはModic type1を認めます。

L2/3、3/4、5/sも椎間板変性を認めるため治療適応となりました。

治療前の経過・治療について

50代    腰に痛みを感じ始める。

2022年10月 左下肢へのしびれの症状が出始める。近医の整形外科を受診しブロック注射、リハビリをしたが良くならず。

症状改善の為、当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前100100
治療から1週間後0050
治療から1か月後0010
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、左ひざから下が軽くしびれている。長時間歩いても痛みは出ない。

1か月経過時、しびれの症状はほとんど出なくなった。

3か月経過時、症状が全く出なくなった。

6か月経過時、正座も走れるようにもなり夢のような感じ。

今回の患者様は、L4/5の脊柱管狭窄症がしびれの要因だと考えられます。

セルゲル法での治療効果も実感していただきましたが、患者様からは当院併設のリハビリ施設で指導させていただいたストレッチで臀部が柔らかくなり体のバランスが整っていくのがとても実感できたようでした。

何事にも前向きに捉えていただき、私生活に取り組んでくれたことがより良い効果につながったと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長