治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.134】すべり症を伴う患者様

患者様

70代 男性

2023年10月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5,/s)にすべり症を伴う椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

8年前程度に脊柱管狭窄症と診断を受ける。

2023年8月両下肢にしびれ症状が出る。

治療目的で当院来院

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8888
治療から1週間後4262
治療から1か月後2131
治療から3か月後1121
治療から6か月後1101

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、順調に痛みが減ってきている。

1か月経過時、歩いていると徐々に腰周辺が痛くなってくる。全体的には症状は軽減されてきている。

3か月経過時、臀部に痛みが変わってきた。

6か月経過時、長時間歩くと腰・左下肢に痛みは出るが、日常生活は問題無くしびれも無くなりとても嬉しい。

今回の患者様は、L4/5,5/sの椎間板による原因の可能性が高いと思われます。

すべり症も伴い骨による影響が大きい為良くて4割程度の治療効果だと思いましたが、症状が改善してとても喜ばしいです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長