治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.139】治療後別の痛みが出たが無症状になった患者様

患者様

40代 男性

2023年11月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L5/s)に椎間板変性による椎間孔狭窄が認められます。

治療前の経過・治療について

元々腰の痛みがあり、ずっと立っていると下肢に違和感を感じていた。

2023年4月から腰の痛みが強くなった。

当院を知り、治療目的で来院

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前1237
治療から1週間後1224
治療から1か月後1124
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、臀部の痛みは半減したが、腰と下肢の痛みは変わらない。

1か月経過時、普段生活してて影響はないが、ずっと立っていると症状が出る。治療前に痛くなかった足首が痛くなることがたまにある。

3か月経過時、症状は無く、エアロバイクで運動をしているが問題はない。

6か月経過時、変わらず症状は出ていない。

今回の患者様は、治療後による椎間板の容量が増えて別の痛みを引き起こされました。

治療効果が出ている際に、痛みが変化することがあります。当院のデータ上、痛みの部分が変化した後に症状が改善することが多く、修復による副作用だと考えられます。

治療後1カ月程度から患者様が習慣的に運動を取り入れたことも改善に繋がったと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長