治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.190】腰の痛みは残存したが下肢の症状は消失した患者様

患者様

70代 女性 

2024年3月治療 治療から約12カ月以上経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に脊柱管狭窄症を認めます。

治療前の経過・治療について

2022年、引っ越し作業中に右下肢にしびれと痛みが出現。

痛み止めを服用して生活している。

症状改善の為、当院受診となる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5978
治療から1週間後5755
治療から1か月後5432
治療から3か月後5203
治療から6か月後5001

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、椅子に座ると症状が少し落ち着く。

1か月経過時、痛み止めを飲まなくても大丈夫になってきた。しびれは少し感じるが気になるほどでもない。

3か月経過時、腰の痛みはずっと残っている。

6か月経過時、座っている時や寝ている時は楽にはなるが、前かがみの姿勢を取ると腰に痛みを感じる。他の症状は落ち着いている。

今回の患者様は、脊柱管狭窄症の患者様でした。

下肢の痛みや痺れに関しては、改善致しました。

腰の痛みは低減はしていますが、椎間板以外の原因の可能性が高いと思います。

当院として、リハビリの介入で治療効果を高め少しでも改善出来ればと思っております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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