患者様
50代 男性
2023年1月治療 治療から約4か月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3・3/4・4/5・5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。
治療前の経過について
20代 1箇所椎間板ヘルニアと診断を受ける。ブロック注射により改善。
2019年 ぎっくり腰を発症。
2022年 しびれ症状も出始めてきた。坐骨神経痛と診断を受ける。
治療について
治療は椎間板のL2/3,3/4,4/5,5/sの計4椎間に対して、PODD法を行いました。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 1 | 5 | 8 | 6 |
治療から1週間後 | 1 | 5 | 3 | 1 |
治療から1か月後 | 0 | 2 | 1 | 0 |
治療から3か月後 | 0 | 1 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、足の指先にしびれはあるが良い感じな気がする。
1か月経過時、だいぶ良くなってきた。ゴルフも再開出来た。
3か月経過時、3日間連続でゴルフをしたが、疲労感や重たさ痛みなどは出なかった。
PODDを実施した患者様になります。治療後の経過も良く嬉しく思います。
PODDは椎間板を修復する力は無いため、ヘルニアが再発する可能性がありますので治療する際はご注意ください
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したPODDの補足情報です。
PODDの費用:330,000円/1箇所(税込み)~550,000円/5箇所(税込み)
硬膜外オゾンの費用:33,000円/1箇所(税込み)~165,000円/5箇所(税込み)
PODDのリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹