治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.48】ゴルフ後に歩行困難になったがゴルフが出来るまで改善した患者様

患者様

60代 男性

2022年9月治療 治療から約9か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L,4/5の椎間板)に椎間板ヘルニア認められます。

L3/4は椎間孔狭窄症が認められます。

L5は前方すべりと椎間板の減衰が認められます。

治療前の経過について

2022年6月    ゴルフをしていた時に左大腿に痛みが出た。

2022年7月    近医の整形外科を受診しすべり症・狭窄症と診断を受ける。トリガーポイント注射をしたが改善せず。投薬にて様子を見ていた。

2022年9月    ゴルフをした翌日に腰に痛みが出て歩行困難になった。

当院にて治療の形となる。

治療について

治療は椎間板のL3/4、4/5sの計2椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前3330
治療から1週間後3330
治療から1か月後2330
治療から3か月後1110
治療から6か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療前と比べて変わりがない。

1か月経過時、左足のしびれと痛みがあるが気持ち良くなった気がする。歩行距離が少し伸延びた。

3か月経過時、3日に1回ゴルフが出来るまで良くなった。

6か月経過時、座ったりゴルフをした後に少し痛くなる。日常生活では問題ない。

今回の患者様は、ゴルフを趣味にしている方でした。

スイングによって腰を捻じる為負担が掛かります。ご自身でもストレッチや筋肉のバランスを考えて頂くようにお話させていただきました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹