治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.52】治療後すぐに効果が出た患者様

患者様

70代 女性

2023年2月治療 治療から約5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板)に椎間板変性が認められます。

L4/5,5/sには椎間板ヘルニアの痕が認められました。

治療前の経過について

2020年    しびれが出て整形外科を受診。低周波治療をしたが改善せず。

2023年01月  左お尻が痛くて朝起き上がりが困難になった。

別の整形外科受診し変形性腰痛症と診断を受ける。リハビリ・低周波・投薬にて対処後痛みは少し改善したがしびれは残存。

治療について

治療は椎間板のL2/3、3/4、4/5、5/sの計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前6487
治療から1週間後2001
治療から1か月後0020
治療から3か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療後3日後に痛みが出たが現在は痛み止めで落ち着いている。

1か月経過時、長時間の運転後に腰が重くなったり、横になるとしびれが出たりするが全体的には症状は軽減している。

3か月経過時、週1のヨガや旅行に行ったりもしたが特に問題なく生活出来ている。

今回の患者様は、治療前の痛みレベルは高かったですが治療効果はすぐに出ました。

改善に向かっている最中に痛みの部位が変わることがあります。今回1か月目と3か月目で痛みのレベルが変わったことは以上の事柄だと考えられます。

今後も痛みの無い生活を送れることを祈っております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹