治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.55】仕事(重量物の挙上)以外では症状が改善した患者様

患者様

40代 男性

2023年3月治療 治療から約4か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板)に椎間板変性が認められます。

また、L3/4,4/5は椎間板ヘルニア疑いを認めます。

治療前の経過について

20歳頃   ぎっくり腰発症。整形外科にて椎間板ヘルニアと診断を受ける。オペを提案されたが、改善したためそのまま様子見。

10年前   1回ぎっくり腰を発症。

2023年3月  薬で様子を見てきたが動けなくなってきた。

生活に支障が出るほどになった為、当院を受診し治療の運びとなる。

治療について

治療は椎間板のL2/3、3/4、4/5、5/sの計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前6020
治療から1週間後1010
治療から1か月後3010
治療から3か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療後とても良くなった。

1か月経過時、仕事上重い荷物を持つ為、仕事復帰をしたら腰が痛くなった。

3か月経過時、ストレッチをしながらうまく痛みと付き合っている。ちょっとした腰の痛み以外は痛みは無い。

今回の患者様も早くに治療効果が出ました。

私生活を送る分には問題無い程度に改善はしたのですが、やはり仕事上での重い荷物が腰に負担を掛けている状態でした。

現在はご自身で行っているストレッチでしたので、こちらからより良いストレッチをご指導させて頂きました。

仕事上でも支障が出づらい体になっていただければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹