治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.61】治療後歩行距離が飛躍的に向上した患者様

患者様

80代 男性

2022年11月治療 治療から約9か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5・5/sの椎間板)に軽度な椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過について

20年前     何回かぎっくり腰を発症していた。

2022年10月   突然腰の力が抜ける感じがして近医の整形外科を受診。湿布などで様子を見ることとなった。

当院のことを知り治療目的で来院。

100~500m程度の歩行能力

治療について

治療は椎間板のL3/4、4/5、5/sの計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前4005
治療から1週間後2002
治療から1か月後1001
治療から3か月後0001
治療から6か月後0001

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、痛みが良くなり動けるようになってきた。

1か月経過時、良くなってきており20分ぐらい歩けるようになってきた。腰の中の痛みより筋肉的な疲労度のが先に出るようになってきた。

3か月経過時、二日に一回2km程度歩けるようになった。少し無理をするとお尻の部分が痛くなる。

6か月経過時、痛みもほぼ無くなり、症状が出る不安もなくなったのでとても満足している。

治療後から効果がすぐに出始めました。

特に顕著だったのが歩行距離の改善でした。

治療前は500m程度が限界でしたが、治療後では2kmを痛み無く歩けるようになるまで回復致しました。

今後も無理をせずにご自身が出来る範囲で動いていただくとより改善していくと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹