治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.80】6か月経過時に症状改善した患者様

患者様

50代 男性

2023年3月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4、4/5、5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

L4/5は、椎間板膨隆による椎間孔狭窄症が認められます。

治療前の経過について

~5年前     腰に違和感を感じている。

2022年12月   鍼灸に行った後、座骨神経痛が出た。近医の整形外科を受診し椎間板ヘルニア疑いと診断を受ける。投薬にて様子をみることに。

現在       腰・臀部に痛み。左下肢はしびれを感じている。

治療について

画像・診察から鑑みて治療は椎間板のL3/4、4/5、5/sの計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5477
治療から1週間後5253
治療から1か月後5266
治療から3か月後2266
治療から6か月後2111

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、表面に針を刺した痛みは残っているが、症状は緩和している。

1か月経過時、あまり良くなっていない。

3か月経過時、腰の痛みは良くなっているが、座骨神経痛・下肢のしびれがまだ残っている。

6か月経過時、痛み・しびれは全体的に良くなっている。腰が重く感じる。

今回の患者様は、症状改善まで約6か月かかりました。

日常の合間に運動することを勧め、出来るだけ取り組んで頂きました。

現在では、痛みも少なく腰が重い感じになっていますので日を追うごとに症状を気にしないようになると思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹