治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.83】ぎっくり腰を繰り返している患者様

患者様

60代 女性

2023年3月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

また、L2/3,3/4,4/5,5/sは椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

30代     初めてのぎっくり腰

2022年    3回目のぎっくり腰

2022年9月  左臀部の痛みが出た為、近医の整形外科を受診し椎間板ヘルニアと診断。投薬にて様子見をすることに

薬があまり効いていないため、治療目的で当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前0607
治療から1週間後0000
治療から1か月後0202
治療から3か月後0101
治療から6か月後0100

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、症状が全くない。

1か月経過時、筋肉痛のような痛みはあるが気にならない。

3か月経過時、1ヶ月の時同様に筋肉痛のような痛みはあるがレベルは下がっている。

6か月経過時、全体的に良くなってきている。たまに左足の違和感はあるが、ランニングなども再開出来ている。

今回の患者様は、下肢と臀部の症状がメインでした。

治療前は簡単なストレッチしか出来ない状態でしたが、治療から5カ月でランニングが出来るまで回復致しました。

痛みのレベルは治療後から下がっており、良い効果に結びついて嬉しく思います。

これからも無理せずに生活を送っていただければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹