患者様
40代 男性
2023年4月治療 治療から約9か月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5、5/sの椎間板)に椎間板変性が認められます。
L5/sは椎間板狭小・モディック変性も認められます。
治療前の経過・治療について
20年前 ぎっくり腰を発症。自然治癒にて改善。その後2~3回繰り返す。
10年前 ぎっくり腰を発症。以降痛みを常に感じるようになる。
治療目的で当院を受診。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 10 | 1 | 0 | 1 |
治療から1週間後 | 2 | 0 | 0 | 0 |
治療から1か月後 | 2 | 0 | 0 | 0 |
治療から3か月後 | 2 | 0 | 0 | 0 |
治療から6か月後 | 1 | 0 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、痛みは無くなってきている。
1か月経過時、治療前に比べてひどい痛みは少なくなった。痛くなる時は湿布を貼ると落ち着く。
3か月経過時、症状は安定しており安堵している。
6か月経過時、3か月時よりも痛みは少なくなってきている。
今回の患者様は、L4/5,5/sの椎間板変性によって症状が出ていたと考えられます。
治療後早期に腰の痛みが引き、QOLが向上したことは大変嬉しく思います。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹