治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.92】治療後自主的に近隣のリハビリに通った患者様

患者様

80代 男性

2023年4月治療 治療から約9か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5の椎間板)に脊柱管狭窄症が認められます。

治療前の経過・治療について

30年前   腰に痛みを感じるようになる。

現在    腰が痛く20m程度しか歩けない状態。カートを使えば多少は歩ける。

既往歴が多く外科的手術が困難な為当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5000
治療から1週間後2100
治療から1か月後1100
治療から3か月後4000
治療から6か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、姿勢が良くなり歩き方も良くなった。ふくらはぎがたまにつる。

1か月経過時、良くなっている。腰の痛みはほとんど無く足の付け根部分に違和感を感じる。

3か月経過時、歩行距離がのびない。間欠性跛行の症状がでている。

6か月経過時、だいぶ良くなったが、間欠性跛行の症状がまだ少し残っている。

今回の患者様は、L3/4、4/5の脊柱管狭窄症によって症状が出ていたと考えられます。

治療後からご自身で近隣のリハビリ施設に週1で通われていました。

痛みのレベルは治療後から低下しましたが、間欠性跛行の症状が未だにすこし残っている状態です。椎間板以外の可能性がありますので、リハビリを引き続き継続して頂くようにお話をさせていただきました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹