治療症例紹介・コラム

Colum 【腰椎不安定症とは】

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背骨のつながりが障害を受けることによって発生し、骨同士がグラグラに動いてしまって いる状態です。
腰椎不安定症は何らかの要因で筋力低下や椎間板の変性、椎体(背骨)の変形などが生じ、椎体の安定性を保つことができなくなっている状態のことです。
そうすると、腰部の靭帯や神経などに負担がかかり腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症を併発するリスクが増大します。
【主な症状】
主な症状は、腰の痛み、お尻・足の痛みがよくみられる症状です。
ぎっくり腰を何度も繰り返してしまっている方は椎体間が不安定になっている場合が多いです。
かつ椎体の不安定により脊柱管狭窄症などを発症している場合は間欠跛行(歩くと痛みや痺れを感じるものの、少し休めば落ち着いてまた歩ける状態)もみられます。

【腰椎不安定症に対する効果のある治療法とは?】
保存療法が初期の治療では一般的ですが、それでも良くならず長期化してしまっており、骨がすべってきてしまっている場合には手術を勧められることが多いと思います。
当院では椎間板の変形を抑制することができれば骨の変形や靭帯の肥大化など、神経圧迫に関わる炎症が予防できると考えています。
その治療法としてセルゲル法を使った椎間板の修復治療は破れてしまった線維輪を修復し、中の髄核の水分量を満たすことで椎間板機能を回復させる治療を行います。日帰りでの治療が可能で、腰に局所麻酔をし、針を椎間板に刺し薬液を注入します。治療時間は25分程度で1時間程安静にしたあと帰宅することができ通院も必要ありません。

ILC国際腰痛クリニック東京

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹