今回は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」についてになります。 現代では慢性疾患が蔓延しています。 その中でも腰痛や関節痛が健康寿命に与える影響を研究したデータが発表されています。 結果は筋肉や靭帯、関節の痛みは健康寿命に大きく影響していることが分かりました。 厚生労働省が発表している日本人の平均寿命は、男性 81.4 歳、女性 87.4 歳である一方、健康寿命の平均は男性 72.6 歳、女性 75.3 歳にとどまっており、約10歳近く平均寿命と健康寿命の間に大きな開きがあることが分かっています。 これは平均して10年間は日常生活を制限されながら過ごすことを意味しています。 そこで健康寿命を伸ばすことにおすすめするのは運動になります。 運動でも激しい運動ではなく、息が上がらずに人とお喋り出来るぐらいの運動です。 運動には寿命や筋力低下、老化防止、骨折予防、認知機能、抹消動脈疾患、転倒予防、心血管、肥満、糖代謝など様々な病態の発症や悪化の予防に大きく関与していることが明らかになってきています。 いつでも、どこでも、だれにでも出来る運動として提案されていますが、世の中にはウォーキングの他にも様々な運動や体操があふれています。 他の人が行い痛みが改善されたとしても、ご自身にその運動が合うとは限りません。 ご自身で色々試して、ご自身の身体に合うものをセルフケアとして選んでください。 運動後のストレッチもセルフケアには重要になってきます。 ご心配な場合は病院やリハビリに行った際に専門家に聞くのが一番安全で安心かと思います。 ご自身で早い段階でケアすることで健康寿命を伸ばすことに繋がってきます。 今日から可能な範囲で行ってみましょう。 ILC国際腰痛クリニック東京 https://ilclinic.or.jp
治療症例紹介・コラム